◆ドラマのような年下男子との社内恋愛
10年前は、奈津子さんは28歳。IT企業でプロジェクトチームのリーダーを務めていた奈津子さんの部下として、翔太さんは配属されました。
「翔太君は地方出身だったので、東京のことも不慣れでした。毎日、コンビニのおにぎりやカップ麺で夕飯を済ませているというので、残業後に一緒にご飯を食べに行ってから親しくなったのです……」
しかし、奈津子さんも上司という立場のため、恋愛感情を持たないように気をつけていました。
「仕事帰りに一緒に飲み行った時に、カウンター席に並んだんです。そうしたら肌もツヤツヤで、童顔フェイスだったのもあって実年齢よりも若く見えました。正直言って、ものすごくタイプ。
お店を出た後に、お酒の勢いでいい雰囲気になり、ついキスしてしまったのですが、そこから翔太さんから休みの日に『会いたい』という連絡が来るようになり、つきあうようになりました」
ドラマのような展開に浮かれてしまったという奈津子さん。結婚も考えてしまうほど、翔太さんにのめり込んだという。
「社内恋愛だったの、周りにばれないように会社では必要以上に喋らないようにしていました。彼が先に帰る時には、『どこに行くのかな』って気になったりして仕事も手につかなくなっていました」