◆ユリさんの正体はオジサンだった

正体はおじさん
「『真彩さんですか?』と聞かれて振り返ると……なんとそこにはユリさんではなく、まったく知らないオジサンが立っていたんです。

 それも髪が薄くて服装もだらしく、何をしているのかわからないような50歳くらいのオジサンでした。あまりにもビックリしていると、オジサンが『ごめん、黙っていたけれど実は男なんだよね』と言ってきたんです」

 ユリさんのまさかの正体に、ショックを通り越して怒りを覚えたという真彩さん。さすがに見知らぬオジサンとランチは無理だと思い、断って帰ろうとすると、その男性はとんでもないことを言ってきたのです。

「『旦那さんが帰ってこなくて寂しいって言ってたよね? 僕が慰めてあげようか?』って言ってきたんです。その言葉にゾゾゾッ!と全身、鳥肌が立ちましたね。

『本当に無理です!やめてください!』と言ってタクシーに乗ろうとしたら、背後から『夫とは体の相性が悪いって言ってたじゃん』と、私がつい話してしまっていた下ネタまがいのことを言ってきたんです」