フリーランスという働き方をしようと思った時、『友達同士で助け合って仕事を受発注できるのが理想』と考える人は少なくありません。

しかし、実際にフリーランスである程度の経験を積んだ人たちに話を聞くと、初心者ほどトラブルになることが多く、お勧めしないと言います。

fumumu取材班が、その理由について、詳しい話を聞きました。

①お金の話がしにくい

「相手が友達の場合はお金の話がしにくく、採算度外視になってしまうこともあります。フリーランスになりたての頃は仕事がない、つまりは収入がないので、『出世払い』みたいな感じになると回収はほぼ不可能です。

私がプログラマーとして初めて作ったのは友人のブログサイトでしたが、『収益が出たらお金払えるから』と言われて。でも、最初から収益を出すことなんて、そう簡単じゃないですよね?

結局、お金の話はうやむやになってしまって。友達とは言え、きちんと契約書を交わさなかったことを後悔しました」(30代・女性)

②簡単に許されると思っている

「私はWEBデザイナーとしての仕事を獲得するために、専門学校で一緒だったプログラマーの友達とチームを組んで、WEBサイト制作の仕事を受注しました。ところが、納期になっても全然サイトが完成しなくて、クライアントが大激怒!

仕事なのに、『思ったほど私にはスキルがなかったみたい』とか『友達だから大目に見て~』などと、友達同士だから簡単に許されると思っている友達の態度が許せませんでした」(30代・女性)