確かに未開封の塩麴を2か月常温保存してみたところ、黄色味がかった変色を確認しました。

◆未開封でも常温保存を避けるべき食品②米

お米
室内が25度を超えることってありますよね。米は虫の発生が心配です
 米は生ものの農産物であり、25度以上の室温に置くと風味の劣化だけでなく、虫が発生してしまいます。

 特に心配なのは、白米よりも玄米や胚芽米。脱酸素処理を施された商品を除き、トラブルを回避するために細やかな対策(例:クール便での流通や配送)が行われているケースはごく一部というのが現状でしょう。

 対策として、信頼できる店で購入すること、なるべく新しい精米日を選ぶこと、炊く分量ごとに密閉袋に小分けして冷蔵庫および野菜室に保存することなどを覚えておきましょう。

◆未開封でも常温保存を避けるべき食品③いちごジャム

いちごジャム
常温保存しておいたら茶色くなっていたということはありませんか?
 いちごジャムも注意が必要です。購入当初は鮮やかな赤色をしているものの、イチゴに含まれる赤い色素であるアントシアニンは熱や光に弱い特性があり、日が経つにつれて茶色っぽくなることが分かっています。

 これは品質上や風味への問題はないようですが、食は視覚の影響も強く受けますから、茶色いジャムで味わうのはなるべく避けたいところ。退色スピードを緩やかにするために、冷蔵庫保存が賢明です。

◆未開封でも常温保存を避けるべき食品④コーヒー豆

コーヒー
コーヒーは未開封でも要注意。15度以下での保存が推奨されています
 コーヒー豆の鮮度が落ちる原因となるのは4つ。水分、酸素、光、温度です。

 温度は水分や酸素よりも影響が小さいとは言われているものの、気温の高い夏場は酸化スピードが早まることが指摘されています。

 豆の状態であるか、挽いた状態であるかに限らず、温度差の激しい場所や高温での保存は避けるべき。未開封の場合であっても、数日で飲み切れる量に限り、直射日光や高温多湿の場所を避けて、風通しが良い15℃以下の場所に置くことが推奨されています。