そしてそのニーズを持った方に訴求すべく、わかりやすくダイレクトに商品名にその製品特徴を記しているのも無印良品らしさ。

 無印良品は誕生当初より商品のワケを伝える商品名を採用しており、たとえば1982年に発売された「板なしかまぼこ」はその名の通り板を外し化粧包装も省いた商品でした。そんな昔からこのスタイルを貫いていたのですね。

 お店を訪れた際は「商品名」に着目してみることで、これまでになかった「そうそう、これが欲しかった!」という商品に出会えるかもしれません。

<文/松本果歩>

【松本果歩】

インタビュー記事から食レポ記事までジャンル問わず執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA