第2位は04年スタート、20周年を迎える千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』。放送回数は1,000回を超え、まさにアンジャッシュというコンビのキャリアそのものといっていい番組だ。20年の渡部建のスキャンダルの際にも見捨てることなく復帰を待ち続け、渡部の復帰1発目の仕事となった。プロダクション人力舎の後輩がゲストに呼ばれることが数多くあるが、「とにかく遠い」と不評のようだ。
■1位『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)33.2万人
第1位は33.2万人とケタ違いの「お気に入り」数を誇る『いろはに千鳥』。14年スタートで、千鳥にとって東京での初の冠番組となった。千鳥が超売れっ子となった現在でも1日7~8本のロケを2人に強いることでも知られている。TVer上でも「ローカル制作番組として再生数1位」を獲得しており、22年・23年に「TVerアワード特別賞」を受賞している。
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視聴者にとってはもちろん、TVerの普及によって制作者側にも全国で見られる機会が増えたことになる。かつて『水曜どうでしょう』(HTB)や『ゴリパラ見聞録』(テレビ西日本)がローカルから全国に羽ばたいたように、TVer発の伝説的ローカル番組が今後生まれるかもしれない。