経済情勢に不安が残る昨今、なるべくなら現金を手元に置いておきたいと考える人もいるでしょう。少しずつでも貯蓄していきたいのなら節約は必須です。とはいえ、生活の質を落とさなければならないような節約は避けたいものです。そこで「我慢せずに節約をする」方法を伝授いたします。
我慢が苦手な人には難しいかもしれない節約術3つ
我慢が必要な節約は、思った以上に精神的な負担が大きく続かないものです。出費を抑える方法として、次の3つがよく挙げられますが、我慢をするのが苦手な人には向いてないと言えるでしょう。
食費の節約
食費を節約する方法として、外食が多ければ自炊をする、なるべく安い食材を買うなどがありますが、毎日のように外食をしていた人が急に自炊を始めるのは難しいでしょう。また、自炊のために調理器具をそろえると、かえって出費が増える結果にもなりかねません。
無理なく食費を削減したいのなら、いつも白米を炊くようにしておかずだけは買うなど、自分のライフスタイルにあった方法を選択しましょう。
交際費の節約
友人や知人、あるいは会社の同僚とのつき合いを減らして出費を減らすこともできます。人と話すのが好きな人にとって、交際費を節約するのは難しいことでしょう。コロナ禍で図らずも苦なく交際費が節約できたという人は、無理のない範囲で継続してみてはいかがでしょうか。
娯楽費の節約
趣味にかかるお金は人により千差万別です。多趣味な人にとって、娯楽費の節約は難しいことがあります。娯楽費の節約ができない場合は、趣味から収入を得られるようにするのも1つの手です。
たとえば、アクセサリーが好きな人ならオリジナルのアクセサリーを作ってネットで販売したり、趣味で培ったスキルをスキルマーケットで販売したりしてみてはいかがでしょうか。副業として利益を得ることで、節約以上の効果が見込めるかもしれません。
節約の基本は固定費の見直しから
ストレスなく節約を行いたいのなら、食費などの変動費よりも毎月一定額の支出となる固定費を見直してみましょう。
【王道】スマホをはじめとする通信費の見直し
携帯電話を大手キャリアから格安SIMに乗り換える、自宅のネット回線を携帯電話の会社とあわせてセット割引を受けられるようにするなど、通信費の見直しを行うことで毎月の支出を抑えられます。
保険の見直し
生命保険・損害保険に複数加入している場合は、保険の見直しも検討してみましょう。自動車保険や傷害保険などの損害保険においては、補償内容が重複している可能性もあります。損害保険の場合、同じ補償内容の保険に複数加入していても、保険金が1つの保険会社からしか支払われないケースがあります。
生命保険で同内容の保険に複数加入している場合は、保険金の支払い事由が発生した際に加入している全ての保険から保険金が支払われます。万が一の際には手厚い保障が受けられますが、保険料が負担になっているのなら解約の検討も含めてFP(ファイナンシャルプランナー)や保険会社に相談してみましょう。
電気やガスの見直し
電力の自由化・ガスの自由化によって、より安い電力会社・都市ガス会社を利用者側が選択できるようになりました。自由化で新しく設立された電力会社・都市ガス会社を選択する、現在利用している電力会社・都市ガス会社が提供するガス・電力を利用してセット割引を受けるといった方法で電気・ガスにかかる支出を抑えられます。