俳優の中山優馬が来年1月31日をもってSTARTO ENTERTAINMENTを退所し、独立することが今月22日に発表された。旧ジャニーズ時代は若手のころから猛プッシュを受けていた逸材だっただけに、退所発表にファンからは複雑な声が上がっているようだ。

 中山は事務所の公式サイトで「この度、自分の人生をより豊かにする為、そして、表現者として更に高みを目指す為に、30代を迎えた今、来年1月に開催を予定しているライブツアーを最後に、居心地の良かったこれまでの恵まれた環境から一歩踏み出す決断を致しました」と退所について報告。

 続けて「自分にとって大きな分岐点となり、大きな挑戦となりますが、やるべき事は何も変わらず、今後も皆様に楽しんでいただける表現者を目指して精進して参ります。未熟者ではありますが、今後とも宜しくお願い申し上げます」とファンに呼びかけた。

 23日には、レギュラー出演しているフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』のコーナー「中山優馬のゆウマいごはん」に登場。MCの設楽統から「優馬くん、ニュース賑わせてたね」などと話題を振られると、中山が「そうなんです、人生を一歩踏み出そうと」「ぜひ、見捨てないでください!」とユーモアを交えて退所について触れた。

 これに対して、ネット上のファンからは「優馬くんの退所寂しすぎる」「優馬くんまで退所って時代の移り変わりを感じる」「退所は悲しいけど、俳優業メインだと事務所に残るメリットあまりないのかもなあ」などと寂しがる声が多数上がっている。

 中山といえば、2006年に12歳で旧ジャニーズ事務所に入所した直後から注目され、関西ジャニーズJr.の人気メンバーに。故ジャニー喜多川氏の秘蔵っ子として、「中山優馬 w/7 WEST」「中山優馬 w/B.I.Shadow」のように中山をメインにしたユニットが組まれた。

 2009年には、山田涼介や知念侑李らと共に「NYC boys」を結成し、「女子バレーボールワールドグランプリ2009」のスペシャルサポーターに抜擢されると共に、年末のNHK『紅白歌合戦』に出場。山田や知念と3人組「NYC」として正式デビューしてからも『紅白』に2012年まで連続出場するなど、誰が見ても優遇されている状況だった。一部では「ゴリ押し」との批判もあったほどだ。