◆まさかの電話!その主は…
すると突然、さきほどA子と話していた彼から石川さんに着信があったのです。
「すっかり忘れていたのですが、A子の今の彼に以前紹介されたとき、話の流れでLINE交換していたんです。確か家が近いから今度一緒にご飯でも行こうというような流れだったかと思います」
何ごとかと恐る恐る電話に出ると彼は「A子に言い忘れたことがあるのだけれど、電話に出ないからそこにいたら代わってほしい」というのです。とっくの昔に他の男のところに会いに行ってしまったA子…。しどろもどろになりながら、あの後飲みすぎてA子は具合が悪くなって早めに帰ったと伝えたそうです。
「冷や汗びっしょりかきながら、必死で答えたのですが、A子はきっと電話に出ないので具合が悪いということにしておいたほうが良いと思いました。A子にもすぐにLINEで連絡しましたが、彼とお楽しみ中だったようで既読にならず…。その後どうなったのか気になって、なんだかパーティーに集中できずその日が終わりました」
後日A子に事の顛末を聞いてみると、どうやら疑いを持った彼から鬼電がかかって来ていた模様。
当然電話に出ず放置したA子は、具合が悪かったと弁解するも彼の疑いが解けず、結局携帯の履歴を見られて悪事がバレてしまったそう。