2016年、42歳のクリスマスイブに突如乳がん宣告。(ステージⅡB)。晴天の霹靂だった「がん宣告」から約1年間、泣いたり笑ったり怒涛の日々を駆け抜けた、私のがん治療ドキュメンタリーを連載でお届けしています。

 今回は、病院内で見つけた「アピアランス支援センター」でのお話です。

◆抗がん剤にまつわる不安の駆け込み寺へ

病院イメージ
※イメージです(以下、同じ)
 上げ膳据え膳、入院中にできた乳がん仲間との語らいなど、ある意味優雅な入院生活でいろいろ考える時間ができたわたし。

 手術が終わり、あとは傷がいえるのを待つだけとなると、これから行う抗がん剤治療のことが不安になってきました。

 先日、病院内を探索中に見つけた「アピアランス支援センター」は、抗がん剤による外見や体調の変化にどう対処するかアドバイスをくれる場所。

 近年では、病気は「治れば良い」というものでもなくて、患者さんが病気を治療しながら、いかに日常生活の質をあげるかも大事なテーマとなっているのです。