こんにちは。これまで1000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

私自身が髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験から、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。

◆「結婚願望がないのに婚活なんて……」という思い込み

歩く女性の後ろ姿
写真はイメージです(以下同じ)
婚活のご相談にいらっしゃったユキさん(仮名・35歳)は一度もお付き合い経験がありません。親が勧める中高一貫女子高に進学し、大学に進学します。新卒で就職した金融機関はもうすぐ勤続12年目。同期の男性はほぼ全員が既婚者になりました。

今年に入り久々に女子校時代の友人に会った際、食後に友達が薬を飲んだのが気になったユキさん。

「何か病気?」

「ううん、妊活してるから」

「そうなんだ」

そんな会話を交わした後、同じ35歳なのに仕事しかしていない自分と彼女を比べて、抱えていることの重みの差に愕然(がくぜん)とし、取り残されているような気持ちになりました。友人はマッチングアプリで出会った男性と結婚したのですが、その知らせを聞いた時にユキさんは「そこまで頑張って結婚したんだ」と感じたそうです。

そこで試しに私もと、マッチングアプリをやってみる方もいるでしょう。しかし、真面目なユキさんは「結婚願望があるわけじゃない私が、マッチングアプリをやってはいけないのかも。登録して同僚にバレたくもないし、アプリって犯罪に巻き込まれたニュースも聞くし」などと考え、婚活スタートはステイでした。

今も結婚願望があるわけではないものの、一生独身でいるつもりもなく、「このまま人生停滞しているまま時間が経つのが不安」と感じ、私のところへやってきました。