最低生活費から年金などの収入を差し引いた金額が、生活保護費として支給されます。そのため、年金を受給していても年金額によっては生活保護費を受給できます。
最低生活費は、地域や年齢、世帯人員数などによって異なります。たとえば、東京23区に住む高齢者夫婦世帯(68歳・65歳)の場合18万5,480円が目安です(2021年4月時点)。
生活保護の高齢者世帯割合は今後も増加する?
インフレが進んでいる割に実質賃金は上がっていないので、私たちの生活は苦しくなっています。そのため、現役時代に老後資金の用意ができない人が増えれば、生活保護の高齢者世帯は増加するでしょう。
生活保護は国民の権利です。私たちには、生活に困窮した場合に生活保護を受給する権利があります。しかし、このまま高齢者世帯の生活保護の受給が増加すれば、生活保護を受給できる基準や要件が厳しくなる可能性もあるでしょう。
そのような点を考えると、やはり現役世代のうちから少しでも老後資金を貯める準備を始めたほうが良いといえます。
文・fuelle編集部
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