◆保護者のクレームがどんどんエスカレート

男性の手元
 最初に通知表でのクレームがあってから、なんだか話がとても大きくなっている気がして、怖くなったと由美さんは語ってくれました。

「校長先生は小林君に、『小林君は、たくさん勉強していてとても偉いね、だけど学校では塾の勉強とはまた違う学ぶことがたくさんある。友達と一緒に意見を出し合って授業に参加したり、自分の意見をみんなの前で発表したり、クラスに参加するということも、小林君のためになることなんだよ』と伝えていました。

 私は本当にその通りだと思うと同時に、小林君はお友達とも仲良くできる子なので、周りと馴染めないわけでもないため、塾の宿題を学校でやるように親に言われているのではないかと思っていたんです」