山口百恵の泣ける曲!歌詞の世界が素晴らしい…!

山口百恵さんの泣ける曲と言えば、「秋桜」や「さよならの向う側」が定番で挙げられると思います。それらの二曲は人気曲としてよく紹介されているので、今回は「秋桜」と「さよならの向う側」を除いた“泣ける曲”をご紹介します。

「冬の色」

「冬の色」は、一見インパクトの薄い曲ではありますが、控えめな出だしから次第に激情を伴っていくメリハリの効いた歌い方が印象的な楽曲です。純粋な恋心の中に激しい感情が見え隠れする、少女ならではの憂いが感じられます。

同時に15歳という若さで歌の世界で生きる山口百恵さんの覚悟も感じられ、その表現力に泣かされます。実らない恋をしている人なら、共感できるのではないでしょうか。

「ありがとうあなた」

「ありがとうあなた」は、山口百恵さんと三浦友和さんが共演したドラマ「赤い疑惑」のテーマ曲で、お二人の長男・三浦祐太朗さんもカバーし、また中国語でも歌っています。

闘病、禁じられた恋というテーマが涙を誘うドラマに合わせた“あとどのくらい 愛されますか あとどのくらい 生きられますか”という歌詞と、切々と歌い上げる山口百恵さんの声には、心が震えます。

「一恵」

「一恵」は、三浦友和さんとの結婚式当日・1980年11月19日にリリースされた楽曲で、つまり山口百恵さんの引退後に発表されました。作詞のクレジットには「横須賀恵」とあり、こちらは山口百恵さんのペンネームです。

山口百恵さんは、「百恵」という名前にたくさんの幸せが願われていることを嬉しく思いながらも、たった一つの幸せを自分の手でつかみたいという思いがあったそうで、それが「一恵」というタイトルに込められています。

歌詞全体にも、山口百恵さんの本心が綴られていると考えて良いでしょう。

山口百恵さんの結婚や引退に涙したファンたちも、この曲を聴けば山口さんのたったひとつの幸せを願ったことと思います。そんな思いを強く感じる一曲で、ファンは涙なしには聴けないのではないでしょうか。

山口百恵がセクシーでカッコイイ曲といえばこれ!

山口百恵さんと言えば、10代から妖艶さを身に付け、その表現力であらゆる世代の視聴者をとりこにしました。令和の10代や20代前半の女性と比べると、圧倒的に大人っぽく感じますよね。

山口百恵さんの“セクシーでカッコイイ曲”と言えば、「ロックンロール・ウィドウ」「横須賀ストーリー」「プレイバックPart2」といった定番曲が挙げられます。ここでは、先ほどランキング入りしたそれらの曲を除いた、大人っぽい楽曲をご紹介します。

「青い果実」

「青い果実」は山口百恵さんの二枚目のシングルで、さわやかな歌声の楽曲です。デビュー間もない10代の少女が歌うにはきわどい歌詞で、歌謡界に波紋を広げたと言われています。セクシーに歌うよりも淡々と歌う方が胸に響く一曲です。

「美・サイレント」

「美・サイレント」は、サビのある部分が口パクになるというミステリアスな要素のある楽曲です。山口百恵さんの声には出さず口を動かすだけというパフォーマンスに、視聴者は妄想をかきたてられました。

歌い方や振り付けも色っぽく、全体的に妖艶な雰囲気の一曲です。

「曼珠沙華」

「曼珠沙華」は、山口百恵さんの巧みな表現力で聴き手を一瞬で曲の世界に取り込んでしまう楽曲です。女の激しさを歌う歌声は、20歳とは思えない妖艶さに満ちていて驚かされます。

ちなみに「曼珠沙華」は彼岸花のことですが、歌の中では「マンジューシャカ」と歌われています。