(「NET MONEY」掲載記事を一部編集して2020年12月15日掲載)

アメリカ株の中には配当利回りが年5%を超える高配当株が多く存在します。しかし、外国の株式に投資するのは初心者にはハードルが高いイメージがないでしょうか。ここでは、アメリカ株のメリットや、どのようにしたらアメリカ株が買えるのか解説します。

アメリカ株は配当金が高いものが多い

アメリカの投資家は、日本の投資家とは株式投資において重視する要素が異なるといいます。個人差はありますが、日本の投資家がキャピタルゲイン(値上がり益)を重視する傾向が強いことに対し、アメリカの投資家はインカムゲイン(配当収益)を重んじることが多いといわれています。「企業があげた収益は株主により多く還元することが望ましい」とアメリカの投資家の多くは望んでいるのです。

こうしたアメリカの投資家の意向を踏まえ、アメリカ株の中には、10年、20年、中には60年以上の長期にわたって配当金の増額を続けている企業がいくつかあります。有名なものとしてP&Gやマクドナルド、コカ・コーラなどが該当しますが、上記の企業の株式を持ち続けていれば、株価の短期的なアップダウンに左右されず、毎年安定した配当収益を得られるでしょう。

また配当利回りの削減は、欧米では企業が事業に対して弱気になっていると受け止められるため、欧米企業は日本企業と比べると業績の変動によって安易な減配をしない方針を好む傾向があります。

そのため、為替相場や政情変化などの外部要因によって業績が悪化した場合でも、中長期的にみて事業の継続が可能と判断すれば、配当金はできるだけ維持される方針をとっているのです。実際に、アメリカでは何十年と連続増配をしている企業が数多くあります。

アメリカ株の取引時間

アメリカ株の取引を行う上でネックとなりうるのが取引時間です。アメリカの主要株式の多くは、ニューヨーク証券取引所で取引されています。取引時間はニューヨークの時間にあわせたものとなっており、日本時間の23:30~翌6:00(サマータイム期間中は1時間早まる)となっています。

深夜に売買を行うことになりますが、配当狙いの長期投資を考える場合は頻繁に売買を繰り返す必要性が小さいため、株取引に多くの時間を取られることはないでしょう。

アメリカ株は1株から取引可能

優良なアメリカ株式を購入するには多額の資金が必要ではないかと懸念するかもしれませんが、100株や1000株単位でしか購入できない日本株と違い、アメリカ株のほとんどは1株単位で購入可能です。

例えばAT&Tの株式であれば、2019年12月20日現在4250円程度から投資できます。日本のミニ株制度と同様に、少額から投資を始めることが可能です。

ネット証券
会社名
取引手数料 個別銘柄数 特徴
マネックス証券
申し込み
最低:0ドル
約定代金の
0.45% (※)
3375 取扱銘柄数最多
SBI証券
申し込み
最低:0ドル
約定代金の
0.45% (※)
3122 最大手ネット証券
楽天証券
申し込み
最低:0ドル
約定代金の
0.45% (※)
3012 トレードツールが便利
DMM.com証券
申し込み
0ドル 891 米国株手数料完全無料
ネット証券
会社名
取引手数料 個別銘柄数 特徴
マネックス証券
申し込み
最低:0ドル
約定代金の
0.45% (※)
3375 取扱銘柄数最多
SBI証券
申し込み
最低:0ドル
約定代金の
0.45% (※)
3122 最大手ネット証券
楽天証券
申し込み
最低:0ドル
約定代金の
0.45% (※)
3012 トレードツールが便利
DMM.com証券
申し込み
0ドル 891 米国株手数料完全無料

アメリカ株を買う方法

STEP1 各証券会社で口座開設申し込み

上に記載の表より、各証券会社のページに移動して口座開設をします。

STEP2 書類を返送する

証券会社から、口座開設の申込書類が送られてくるため、必要事項を記載して、返送します。

STEP3 ID、パスワードをもとにログインする

申込書類を送ってから、一週間ぐらいするとID・パスワードが証券会社から送られてくるため、それをもとに口座にログイン。

STEP4 外国株口座の開設を行う

日本株の口座開設を申請後、外国株の口座開設を行います。ネット上で日本株・外国株両方の口座開設が即時に完了するため、非常に簡単にアメリカ株の取引が開始できます。

STEP5 銘柄選定して、株式を購入

この記事では高配当のおすすめ銘柄を紹介していますが、値上がり、配当と各人の目的に合わせて銘柄選定をして購入をして、売買をしていきます。

アメリカ株おすすめ証券会社

DMM.com証券

DMM.com証券は、初めて米国株投資に挑戦するならもっともおすすめの証券会社です。

銘柄数こそほかの証券会社よりも少ないですが、SBI証券や楽天証券では手数料が0.45%かかるのに対して、DMM.com証券なら取引手数料が完全無料化されたため、手数料を気にせず売買することが可能です。

DMM.com証券では、新規で口座開設した人を対象に毎月抽選で2,000円のキャッシュバックを行っています。

DMM.com証券の詳細はこちら

マネックス証券

アメリカ株式を取り扱ういくつかの証券会社の中でも、取り扱うアメリカ株式の種類がダントツで多いのが「マネックス証券 」です。

マネックス証券は取り扱うアメリカ株が3500銘柄以上と、ネット証券の中でダントツの取扱銘柄数を誇ります。また、手数料も条約金額の0.45%と低水準に抑えられています。

また、マネックス証券では、アメリカ株式の取扱銘柄数の多さや取引手数料の安さに加えて、口座開設者を対象とする無料のオンラインセミナーを数多く行っている点でも定評があります。

マネックス証券では、新規口座開設等で、Amazonギフト券200円分に加えて最大20万円をキャッシュバックするキャンペーンを2020年12月31日まで開催しています。

マネックス証券の詳細はこちら

アメリカの好景気等の要因も併せて考えれば、アメリカ株を購入して高配当を得るチャンスといえます。すでに証券口座を持っている人も、高配当のアメリカ株を手に入れるための口座を新たに開設してみることを検討してみてはいかがでしょうか。

※サイトの情報掲載に関しては、万全を期しておりますが、正確性、最新性、有用性等その他一切の事項についていかなる保証をするものではありません。

(提供=NET MONEY