AI(人工知能)の発達で、なくなると予測されている仕事の範囲が広がっています。これからの仕事を考えるなら、なくなってしまう仕事は避けたいものです。AIが発達しても残っていく職業には、どういったものがあるのでしょうか。そこで今回は、今後もなくならないと考えられる職業と、今後なくなると言われている職業をそれぞれご紹介します。

AIが発達してもなくならない職業3つ

臨機応変さが求められる医師や看護師

医療分野では、診断やカルテ作成などにAI技術が導入されています。AIは、人間とは違って先入観を持たないため、客観的な診断ができるなどメリットも大きいのです。

しかし医療現場では、患者の急な容態の変化や精神状態を把握して臨機応変に対応する必要があります。また、精神面のケアが必要な精神疾患の治療は、AIが苦手とする分野です。

コミュニケーション力が求められる介護士

介護士の負担軽減のために、介護現場でもAIやロボット技術が導入されています。しかし、すべての作業をAIやロボットが行うことはできないでしょう。

介護士の仕事には、要介護者の身の回りの世話だけでなく、会話を楽しんだりリハビリの際に声をかけたりなど、心のこもった精神面のサポートも含まれます。AIやロボットでは、こういった精神面に寄り添うことが難しいため、介護士も今後残る職業だと言われているのです。

子どもの人格形成にも影響する教師や保育士

教師や保育士は、子どもの気持ちに寄り添い、子ども一人ひとりの性格や適正を判断しながら指導しなければなりません。

幼少期や青年期というのは、大人への成長過程であり、人格形成にもっとも影響を与える期間でもあります。また、AIによる教育では、自分で考えて行動する力である非認知能力を伸ばすのは難しいでしょう。