「夏畦」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「か○い」の3文字
- 音読みです
- 「畦」は「圭」と同じ音読みです
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「夏畦」の読み方、正解は・・・
正解は
「かけい」
です!
「夏」は「(四季の)夏」や「大きい」という意味がある漢字ですが、ここでは文字通り季節の夏をあらわしています。
「畦」は訓読みでは「あぜ」と読む漢字で、「あぜ」は田んぼと田んぼを仕切るために作った、土を細く盛り上げたところになります。
「夏畦」は「(暑い)夏に(畦を作るような)畑仕事をすること」という意味で、転じて「労苦の大きいこと」をあらわしています。
「肩を脅かし諂い笑うは、夏畦よりも病る」
古代中国の儒教経典に「孟子」がありますが、この中に
肩を脅かし諂い笑うは、夏畦よりも病る
という、大変読みづらい一節があります。これは「かたをそびやかしへつらいわらうは、かけいよりもつかる」と読みます。
「肩をそびやかし」というと、威勢のいいイメージですが、ここでは「ちぢこまる」という意味で使われています。「ちぢこまってへつらい笑いをすることは、炎天下に畑仕事をすることよりもっと疲れる」という意味になります。人の機嫌を取ることは、二千年以上も前から厄介なことと思われていたようですね。
夏の畑仕事はしたくありませんが「夏畦」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
難読漢字、3問目は「劾く」!
「劾く」の読み方をご存じですか?
一瞬「効く」に見えますが、違う漢字です。
「劾」という漢字は「弾劾裁判」などで見かけますが、送り仮名がついた場合はいったい何と読むのでしょうか?
「劾く」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○ばく」の3文字
- 訓読みです
- 「罪を明らかにする」という意味で使われています。
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「劾く」の読み方、正解は・・・
正解は
「あばく」
です!
「劾」という漢字は「とりしらべる」「罪をあばいて訴える」という意味を持つ漢字になります。
「劾く」は「悪事や不正を明らかにする」という意味になります。
他の「あばく」との違いは?
「あばく」という言葉を聞くと真っ先に思いつくのは「暴く」ではないでしょうか。他には「発く」という漢字でも同じ「あばく」という読み方になります。
「暴く(発く)」の意味を調べてみると
- 土を掘って取り出す
- 人が隠していること、気づかないでいることを探り出して公にする
- ずたずたに切る、切り開く
という3つの意味があります。同じ読み方でも、「劾く」には1番目と3番目の意味はありませんので注意しましょう。
他にも「あばく」という読み方をする漢字はありますが、だいたい2番目の意味で使われているようです。「暴く」以外は読みづらい漢字ですが、「劾く」の読み方は是非覚えておいてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
今回は見間違えそうな漢字の問題を出してみました。
全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。
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