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「夏畦」の読み方をご存じですか?
「畦」という字は「蛙」に似ているので「なつがえる」と読みたくなりますが違います。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「夏畦」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「か○い」の3文字
- 音読みです
- 「畦」は「圭」と同じ音読みです
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「夏畦」の読み方、正解は・・・
正解は
「かけい」
です!
「夏」は「(四季の)夏」や「大きい」という意味がある漢字ですが、ここでは文字通り季節の夏をあらわしています。
「畦」は訓読みでは「あぜ」と読む漢字で、「あぜ」は田んぼと田んぼを仕切るために作った、土を細く盛り上げたところになります。
「夏畦」は「(暑い)夏に(畦を作るような)畑仕事をすること」という意味で、転じて「労苦の大きいこと」をあらわしています。
「肩を脅かし諂い笑うは、夏畦よりも病る」
古代中国の儒教経典に「孟子」がありますが、この中に
肩を脅かし諂い笑うは、夏畦よりも病る
という、大変読みづらい一節があります。これは「かたをそびやかしへつらいわらうは、かけいよりもつかる」と読みます。
「肩をそびやかし」というと、威勢のいいイメージですが、ここでは「ちぢこまる」という意味で使われています。「ちぢこまってへつらい笑いをすることは、炎天下に畑仕事をすることよりもっと疲れる」という意味になります。人の機嫌を取ることは、二千年以上も前から厄介なことと思われていたようですね。
夏の畑仕事はしたくありませんが「夏畦」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
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