病院に勤務する看護師は、いろいろな患者さんの人生を垣間見ることになります。老後入院が予定外の出費となり、お金に困ってしまう人も少なくありません。今回は、看護師が実際に遭遇した、老後入院患者の悲惨な末路をご紹介していきます。
個室入院が長引き貯金が尽きた!
はじめは1日20,000円もの差額ベッド代がかかる特別個室を希望し、入院していた患者さん。プライドが高い性格だったようで、「個室以外は嫌だ、大部屋なんかには入りたくない!」と何度も言っていました。
ところが、思ったよりも入院期間が長引き、高額な入院費用で貯金が尽きてしまうことに……。大部屋に移動しどうにか退院はできたものの、生活保護を受ける身となってしまったのです。すっかりプライドが傷ついたようで、口数も少なくなってしまったそうです。