あねくら営農組合の皆さん

春日温泉観光開発が運営する春日温泉の旅館「ゆ~とりあ越中」では、朝食のお米を提供してもらっているあねくら営農組合の協力のもと、5月の田植え体験に続き、初めての実施となる来館者参加型の稲刈り体験およびお米の食べ比べができる「稲刈り宿泊プラン」「稲刈り日帰りプラン」を実施する。

水田率日本一(※)の富山県にて、農家の指導のもと、昔ながらの稲刈鎌を使った刈り取り体験のほか、コンバインで刈り取った稲の脱穀まで行い、稲作の最終段階を体験できる。

5月に実施した田植え体験の様子


今年5月には、30名が参加して田植えを行った。


田植えの後には、あねくら営農組合の白米と五分搗き米をおにぎりで味わった。


田植え時の苗はこんなに小さいものだったが、


8月中旬になって稲穂が出てきたそう。あと一か月で黄金色の稲に育つ。

昔ながらの刈り取り作業を体験

今回の「稲刈り宿泊プラン」「稲刈り日帰りプラン」では、5月に田植えを行った10a(アール)の田んぼで生育した稲を収穫する。

この企画の特徴は、今では数少なくなった鎌を使った昔ながらの稲刈りが体験できることと、農家から直接農業の現状を説明してもらえるので農業の魅力や課題を学べること。

収穫したお米は、10月上旬を目途に、精米後一人二合(白米)送付。希望者には後日、稲刈り体験中の写真もプレゼントする。

また、季節によって変化する多様な生物に触れられるのもポイント。稲刈りの時期の田んぼでは、赤とんぼの群れ、しらさぎ、キジなど多様な生物を観察できる。稲刈りの日以外でも、同館の貸し出し電動サイクルで自然観察が可能だ。

お米の食べ比べも

「稲刈り宿泊プラン」「稲刈り日帰りプラン」では、富山県産のお米の食べ比べや里山食材の夕朝食を楽しめる。富山県の中でも高い評価を受けながら、食べる機会の少ないあねくら営農組合のコシヒカリ特別栽培米と、棚田の山田米コシヒカリの白米の食べ比べを、「ゆ~とりあ越中」の調理長の解説付きで実施する。