自己犠牲する人の心理

自己犠牲したがる人の心理とは?自分さえ我慢すればいいと思ってる?
(画像=『Lovely』より引用)

ではさっそく、自己犠牲する人の心理や特徴を紹介していきたいと思います。自己犠牲であるかどうか診断したい人は、しっかりと読んでおきましょう。

【自己犠牲する人の心理①】優しさ

自己犠牲する人の心理としては、優しさという心理から自己犠牲してしまうという心理もあります。

自己犠牲をするということは、他人よりも自分の価値を下だと思っているということです。それはある意味、自分よりも他人の幸せのほうが大事だと思っているということになります。

それだけ自分以外の人に対して、愛情を持てるのですから、やはりそれは優しい性格が元となっていることも多いのです。

自己犠牲をする性格の人は、自分も仕事が山積みなのに、他の人に別の仕事を頼まれたら、思わず請け負ってしまいます。自分が寝る間も惜しんで仕事をやればいいと思ってしまい、実際にそれを実行してしまうのです。

自己犠牲をする人を診断する際には、単純に仕事を請け負ってくれるかという部分で診断するのではなく、自分にも余裕がないのに仕事を請け負うかという部分で診断したほうが良いです。

自分に仕事がない状態で仕事を請け負ったとしても、それは普通のことですので、正しい診断はできません。このような部分でしっかりと、自己犠牲である人かどうか診断するようにしましょう。

【自己犠牲する人の心理②】臆病

自己犠牲する人の心理としては、臆病という心理があることもあります。

自己犠牲をする人は仕事などを安請け合いしてしまい、睡眠時間を削ってまで仕事を成し遂げようとします。それは、他人のために頑張っている深い愛情を持った人と見えるものですが、単純に断る勇気がないというだけの場合もあるのです。

つまり自己犠牲をするのは、他人のお願いを断りたくても断れないからです。思わず引き受けてしまったがために、自己犠牲をするしか方法がなく、嫌々、自己犠牲をしているという人もなかには存在します。

このような人を診断するためには、どのくらいのキャパに対して、どのくらいの仕事を引き受けるかという部分を見ると良いです。

臆病な心理により自己犠牲をする人は、自己犠牲をしても仕事が終わらないことがあります。もしも断ったところを見たことがなく、寝る間も惜しんで頑張っているのに仕事が終わらないという人を見たら、自己犠牲する人だと診断しましょう。

【自己犠牲する人の心理③】面倒臭い

自己犠牲する性格を持つ人の心理としては、面倒臭いという心理があることもあります。

これは自己犠牲をするほうが楽だという考え方です。恋愛において、彼氏からのお願いなどを突っぱねたり、何かやらなければならないことを彼氏にお願いするとなると、彼氏に迷惑をかけてしまったり、喧嘩になってしまったりするかもしれません。

恋愛の中では些細なことが争いの火種となってしまいます。自己犠牲する性格の人は、恋愛や仕事におけるこのような争いを好まず、そのような可能性を生み出すくらいであれば、自分でやってしまったほうが楽だと考えるのです。

その結果、楽を求めて恋愛でも自己犠牲をするということになるのですが、最終的には自己犠牲の量が多過ぎて、自分で自分を追い込んでしまうこともあります。注意しておきましょう。

【自己犠牲する人の心理④】優越感

自己犠牲する人の心理としては、優越感という心理がある場合もあります。

自己犠牲する人は嫌々やっていたり、仕方がなくやっているようなイメージがあるかもしれませんが、実は自己犠牲することに快感を覚えているということもあるのです。人のために自分が自己犠牲までして何かを成し遂げようとしている、そんな自分が好きなのです。

このような心理で自己犠牲をする人は、恋愛でも同じようなことをする傾向があります。恋人のために様々な努力をして、時には借金をしてしまうこともあるのです。

このような心理で自己犠牲をすると、特に恋愛では大きな失敗をしてしまうことがあります。とんでもない借金をしたり、相手に重いと言われ、別れを切り出されたりするのです。恋愛では特にこのような心理はマイナスになってしまうため、注意しておきましょう。

【自己犠牲する人の心理⑤】嫌われたくない

自己犠牲する人の心理としては、嫌われたくないという心理がある場合もあります。

自己犠牲をする人は他人からのお願いを安請け合いしてしまうのですが、それは断ってしまうことにより、その人から嫌われてしまうのを怖れているという場合もあるものです。何かを断ると、感謝はされませんが、それだけで嫌いになられるということはないでしょう。しかし自己犠牲をする人はそのように思ってしまいます。

このような心理で自己犠牲をする人は、できるだけ人から嫌われたくないという思いを抱いています。自己犠牲をしてまで誰かに優しくしたいというよりは、嫌われたくないという恐怖心に動かされて、自己犠牲をしているのです。

恋愛においてもこのような人は、恋人に嫌われたくないという思いが強くなり過ぎる傾向があります。その結果、恋愛を失敗してしまうことも多いため、注意しておきましょう。

【自己犠牲する人の心理⑥】自己評価が低い

自己犠牲する人の心理としては、自己評価が低いという心理がある場合もあります。

自己評価が低い人は、自己犠牲くらいはしないと人に追いつけないと思っています。自分に自信がないため、自分は誰よりも仕事ができないし、ダメな人間だと思っているため、そこを覆すために、自己犠牲をして頑張るのです。

頑張り過ぎる人といえばそれまでですが、自己評価が低い人は劣等感によって自己犠牲をしてしまうため、ただの頑張る人ではありません。好きで努力している人とは、心身にかかる負担は比べものにならないくらい大きくなってしまうため、注意しておかなければならないのです。

自己犠牲くらいしなければ人と同じステージには立てないと思っている人は、実際にはそのようなことはないのに、自分は仕事ができないと思っていることが多いです。恋愛面でも自分はダメな人間だと思っているため、様々な弊害が発生してしまうことになります。

【自己犠牲する人の心理⑦】褒められたい

自己犠牲をする人の心理としては、褒められたいという心理がある場合もあります。

自己犠牲をする人の中には、自己犠牲という行為自体を美徳化している人もいるものです。もちろん自己犠牲は基本的には立派な行為ですし、多くの人の助けとなるものでしょう。しかしそれを褒められたいという感情で行うとなると、少し的がズレてしまっています。

このような一般的にはすごいといわれる自己犠牲を行うことで、会社の人や恋人に褒められたいと思い、自己犠牲をしている人もなかには存在するのです。

このような考えで自己犠牲をしている人は、褒められなかった場合、不機嫌になったり怒りという感情を向けてきたりまします。そのような行為は本当の自己犠牲ではないでしょう。

対価を求め、それがもらえることが当然という認識は、自己犠牲の精神に反しますので、本当の自己犠牲とはいえないということになります。