今回解禁された第2弾予告では、王国に古くから住むヒヒのラフィキが、前作で野生の王国プライドランドの王となったシンバとその幼馴染ナラの間に生まれた娘キアラ、そしてミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァに、シンバの父であり、偉大なる王ムファサの伝説を語り伝えるところから始まる。

「彼らがまだ幼かった頃、ムファサと後にスカーと呼ばれる王子は兄弟になった」の言葉とともに現れたのが、両親を亡くしひとりぼっちだったムファサと王家を受け継ぐ“タカ”(後のスカー)。広大なサバンナで路頭に迷っていたムファサを「放っておけないよ」と、周囲の反対を押し切り仲間に引き入れ、命を助けたのがタカだった。

よそ者を受け入れないという群れの掟をしり目に「ずっと兄弟が欲しかったんだ」というセリフからタカの純真無垢さが垣間見れる。ムファサとタカはこの出会いをきっかけに、本当の兄弟のように成長し、やがて約束の地を目指す道中で訪れる困難に共に立ち向かっていく…。

キャラクターを映すポスタービジュアル
© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

© 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

そんなこの先の運命を物語ったように映し出されているのが、今回新しく解禁されたタカVer.ポスター。ムファサVer.とは対照的に、枯れ果てた大地と微かに残る水面に映る、後のスカーの姿が印象的だ。

かつて兄弟のように仲の良かったムファサとスカーが何故、対立する関係となってしまったのか、広大な大地で繰り広げられる彼らの物語にも注目したい。

スタッフ&キャストも実力派

本作の監督を務めるのは、『ムーンライト』(16) でアカデミー賞作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス。数々の名作を手掛けてきたバリー・ジェンキンスだけに、どんなドラマティックな物語になるのか、期待も高まる。

そして、新たにキャラクターに命を吹き込む声優として、若きムファサ役に『地下鉄道~自由への旅路~』(21)でもジェンキンス監督とタッグを組んだアーロン・ピエール、輝かしい未来を持つライオンの王子でムファサを兄弟として家族に迎え入れるタカ役(後のスカー)に『シラノ』(21)のケルヴィン・ハリソン・Jr.、若きサラビ役にティファニー・ブーンが抜擢。そして、ムファサとタカを追い詰める恐ろしいライオンのキロス役は、日本でも人気が高いマッツ・ミケルセンが演じる。