正解は
「あざなえる」
です!
「糾」という漢字は「あわせる」「もつれる」「ただす」という意味があり「糾える」という場合は「あわせる」という意味で使われます。
(糸や縄を)より合わせる、という意味になります。
「禍福は糾える縄の如し」
「糾える」という使い方で一番見かけるのは、故事成語の
「禍福は糾える縄の如し」
でしょう。
「禍福(かふく)」とは「災難と幸福」「不運と幸運」というように、それぞれの字が逆の意味を持つ熟語です。
「幸福と不幸は、より合わせた1本の縄の表裏のように交互に来るものである」という意味があります。主に悪いことが起こった人に、悪いことばかり起こることはない、と励ます時に使います。一方、目先のことに一喜一憂しても仕方ない、という意味でもあります。
何か良くないことが起こった時は「糾える」の読み方を思い出しつつ、悲観的にならないようにしたいものですね。
最後はこの漢字!「略略」
「略略」の読み方をご存じですか?
「略」は「省略」「戦略」などで見かける漢字ですが、そのまま「りゃくりゃく」と読むと間違いです。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「略略」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ほ○○○」の4文字
- 訓読みです
- 「巡礼」「行脚」と同じような意味です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「略略」の読み方、正解は・・・
正解は
「ほぼほぼ」
です!
「略」という漢字には「たくらむ(策略など)」「うばいとる(略奪など)」「はぶく(省略など)」という意味の他に「だいたい、おおよそ」という意味があり、「略略」は「ほぼ」を重ねて強調した使い方になります。
「略略」は新しい言葉
「略略」という言葉は昔からあったわけではなく、「新しい使い方」として世間に認識されつつある、という状態です。「ほぼ」は以前から使われていましたが「ほぼほぼ」という使い方は一般的ではなかったということですね。