dポイントが貯まるクレジットカードには、年会費無料の「dカード」のほかに、税込み1万1,000円かかる「dカード GOLD」がありますが、次の5つに当てはまる人は、dカードGOLDのほうがお得かもしれません。
1 年間100万円の買い物をする人──1万円分の特典がもらえる
dカードGOLDを使って年間100万円以上の買い物をすると、「年間ご利用特典」として1万円分のクーポンがもらえ、年会費のほとんどまかなえます。
年間100万円は1ヵ月換算で約8万3,333円です。日々の食費や日用品費のほか、公共料金や保険、通信費といった固定費をすべてdカード GOLDにまとめれば、それほど難しくないという人は多いでしょう。
特典クーポンは、dショッピングでのお買い物、ふるさとチョイスでのふるさと納税、スマホ購入時の割引などに使えます。
2 マネックス証券で投信積立をする人──最大年間4,440ポイント差がつく
マネックス証券のクレカ積立をしたときにもらえるdポイントは、dカードよりdカード GOLDを使ったほうが多くもらえる場合があります。クレカ積立でもらえるdポイントは、通常、以下の通りです。
・5万円以下の部分 積立金額の1.1%
・5万円超〜7万円以下の部分 積立金額の0.6%
・7万円超〜10万円以下の部分 積立金額の0.2%
月に10万円のクレカ積立で貯まるポイントは730ポイント(5万円×1.1%+2万円×0.6%+3万円×0.2%)です。
一方で、dカード GOLDを使ってNISA口座で積み立てすると、5万円超〜10万円以下の部分の還元率も1.1%となり、月10万円のクレカ積立で1100ポイント(10万円×1.1%)貯まります。
月に370ポイント、年間4,440ポイント差がつくのです。
>> dカード積立
3 ドコモユーザー──通信料月額6,000円なら年間6,480ポイント多くもらえる
ドコモケータイやドコモ光の料金をdカード GOLDで支払うと、通常もらえる1%分にdカード GOLD特典の9%分を加えた10%分のdポイントが貯まります。ただし、10%ポイント付与の対象外のものとして、スマホの購入代金・分割払金や各種手数料、消費税、smartあんしん補償のオプション料などがありますので、注意が必要です。
たとえば、ポイント付与対象の料金が月額6,000円の人は月に600ポイント、年間7,200ポイント貯まります。dカード GOLDを使わない場合(年間720ポイント)と比べて、6,480ポイント多くもらえる計算です。
なお、dカード GOLDは1枚まで年会費無料で作れる家族カードでも、10%分のポイントがもらえます。家族のポイント付与対象料金も6,000円だとすると、2人で合計1万2,960ポイントもらえるので、年会費以上にお得です。
4 空港ラウンジを使う人──1回1,100円のラウンジ利用料が無料
dカード GOLDを持っていると、国内・ハワイの主要空港のラウンジを無料で使えます。たとえば、羽田空港のPOWER LOUNGE CENTRALを使うためには通常1,100円必要なので、飛行機での旅行や出張が多い人は、これだけで年会費の元がとれるかもしれません。
dカード GOLD家族会員も無料でラウンジを使えます。
>> 空港ラウンジ 特典内容
5 最新機種など高額なスマホを使う人──dカード GOLDなら10万円まで補償
dカード GOLDのdカードケータイ補償は、購入から3年以内に偶然の事故や紛失・盗難で買い替えが必要になった場合、最大10万円まで補償してくれるものです。「購入から1年以内、補償金額1万円」というdカードの補償より手厚くなっています。
近年はスマホ代も高くなっており、10万円を超える機種は珍しくありません。dカード GOLDを持つことで、高額スマホも安心して使えるのではないでしょうか。
>> dカードケータイ補償
文・浜崎遥翔(フリーライター/ファイナンシャル・プランナー)
薬剤師として調剤業務に従事しながら、独学でファイナンシャル・プランナーの資格を取得。ファイナンシャルプランナーの知識や自分の節約・資産形成の経験を活かした発信をしたいと思い、金融メディアを中心に執筆活動を開始。現在は薬剤師から専業ライターに転身し活動中。
編集・fuelle編集部