途中、芸人の失言もあるなどきわどい内容になったが、ネットニュースで大きく取り上げられることになる。

このコーナーは、粗品が自身のYouTubeチャンネルで展開する「1人賛否」のゲーム版。個人動画の企画が『27時間テレビ』のコーナー企画になったわけで、粗品の企画力・発想力がどれだけ高いか物語っている。

また、モノマネや歌唱力・トーク力が高いせいやは、どの企画でもマッチする活躍を見せた。他の2組と共に、霜降り明星の底力を見せつける番組になったことは間違いない。

ちなみに、『27時間テレビ』は、視聴率において全時間帯での平均視聴率で個人全体4.0%、コアターゲット(男女・13~49歳)で4.6%を獲得(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。

この数字は同時間帯で横並びトップとなり、さらに7月21日のフィナーレ付近では、個人6.9%、コア7.8%まで数字を伸ばした。フジテレビでは、放送時点では2024年の最高記録を更新したとされ、さらにビデオリサーチが発表したデータでは、番組をリアルタイムで視聴した人が、全国で約5978.9万人(到達人数)となったという。

『新しいカギ』が若者から支持されていることを考慮しても、かなり高い数字だといえる。もちろん、チョコレートプラネット、ハナコの奮闘(「カギダンススタジアム」では、ハナコ・秋山寛貴、チョコプラ・松尾駿が大活躍!)があったわけだが、やはりメインを務めたのは霜降り明星の2人だったことは間違いない。それだけ、霜降り明星は若者から支持され「コア視聴率を獲得できる」芸人に成長していることになる。

◆コンビでMCを務める番組は打ち切り続く

とはいえ、ここまで霜降り明星を持ち上げておいていきなり落とすようだが、コンビで「テレビ」において好調かといえば微妙だ。