買い物などでもらったポイントの中には、期間や用途が限られているものがあり、期限切れになったり、余ったポイントを使うために余計なものを買ってしまったりしたことがある人もいるでしょう。期間・用途限定のdポイントを、無駄なく使う方法が4つあります。
1 d払いSuicaやiDキャッシュバックにチャージする
失効が近い期間・用途限定のdポイントは、SuicaやiDキャッシュバックにチャージすれば、実質的に期限を伸ばせます。
Androidスマホに入っているSuica残高にd払い(電話料金合算払い、d払い残高、 dカード)でチャージするとき、あわせてdポイント(期間・用途限定を含む)を使えます。ただし、iPhoneのd払いではSuicaチャージできません。
Suica残高の期限は最終利用日から10年です。
>> d払いのSuica
dカード(クレジットカード)を持っている人は、iDキャッシュバックにチャージしても良いでしょう。
iDとはdカードに付いている後払い式の電子マネーのことです。dポイント(期間・用途限定ポイント含む)をiDキャッシュバックにチャージすると、iDの請求金額からチャージしたポイント分が減額されます。iDキャッシュバックの残高の有効期限は6ヵ月です。
>> iDキャッシュバック
2 投資に使う
dポイントを使って投資できるサービスの中でも、THEO+ docomoと日興フロッギーは期間・用途限定のdポイントを投資に使えます。これとは異なり、dポイントでポイント運用を体験できるドコモの「ポイント投資」の場合、期間・用途限定のdポイントは運用できません。
THEO+ docomoは、dポイントでも投資ができるロボアドバイザーサービスです。5つの質問に答えることで導かれる一人ひとりに合わせた資産運用方針に沿って、AIが自動的にポイントを運用してくれます。1ポイント単位で入金できますが、ポイント投資を始める前に、最低1万円の現金入金が必要です。
>> THEO+ docomo
日興フロッギーではdポイント(最低100ポイントから)で株式やETF、REITに投資できます。
>> 日興フロッギー
3 ローソンお試し引換券に換える──1ポイントを2円以上で使える
ローソンのお試し引換券への交換は、dポイントを1ポイント約2円でお得に使えますが、期間・用途限定のdポイントも使えます。交換できる商品は定期的に変わりますが、たとえば8月7日からはロッテ クーリッシュバニラ(税込み173円)を80ポイントで交換できる、といった具合です。
4 ドコモの料金に充当する──10月からは最大5%還元
期間・用途限定のdポイントは、2024年1月10日からドコモのケータイ料金の支払いにも使えるようになりました。
10月からは、ドコモのケータイ料金の支払いに使ったdポイントの1%〜最大5%分が還元されます(料金充当特典)。還元率はdポイントクラブのランクによって決まるので、今からdポイントを貯めて、ランクを上げておくと良いでしょう。
文・浜崎遥翔(フリーライター/ファイナンシャル・プランナー)
薬剤師として調剤業務に従事しながら、独学でファイナンシャル・プランナーの資格を取得。ファイナンシャルプランナーの知識や自分の節約・資産形成の経験を活かした発信をしたいと思い、金融メディアを中心に執筆活動を開始。現在は薬剤師から専業ライターに転身し活動中。
編集・fuelle編集部