5.京都府立堂本印象美術館
大正から昭和にかけて活躍した京都出身の日本画家・堂本印象が、昭和41年(1966年)に自ら建てた個人美術館。ヨーロッパで見学した美術館を参考に、外観から内装まで、すべてのデザインを印象自身が手がけています。
2018年3月、「入りやすく親しみやすい美術館」をコンセプトに施設をリニューアル。屋外スペースの新設、カフェやミュージアムショップは入場券無しで利用できるようになるなど、よりオープンな美術館へと生まれ変わっています。
6.宇治茶の郷 和束の茶畑
和束町(わづかちょう)は、京都府南東部にある町です。人口は約3,400人で、小高い山に囲まれた中心部を和束川が流れ、のどかな景色が広がっています。
和束町では古くからお茶の栽培がさかんで、京都のブランド茶「宇治茶」の4割弱を生産するなど、お茶の町としても知られています。町内のあちこちに広がる茶畑を眺めながら、のんびりお散歩してみては。
7.嵯峨嵐山文華館
嵐山で誕生したと伝えられる、百人一首について展示する博物館です。1階の常設展「百人一首ヒストリー」では、小倉百人一首の誕生から、現代の競技かるたに至るまでの流れをわかりやすく解説。そして2階は120畳の畳のギャラリーとなっており、嵐山や京都にゆかりのある日本画を、さまざまな切り口で紹介する企画展を開催しています。
庭に面したテラス部分には、「祇園おくむら」がプロデュースするカフェ「嵐山 OMOKAGEテラス」を併設。見た目にも美しい「嵐山御膳」やスイーツなどがいただけます。
8.福田美術館
2019年にオープンした福田美術館は、オーナーが15年の間に収集した江戸から近代にかけての絵画がコレクションされています。特に京都画壇の画家には力をいれているそう。
ガラス張りの特徴的な建物で、ガラスには“網代”という日本の伝統的な模様を元にしたデザインが施されています。網代は、竹や木で編まれた器などでよく見かける模様。展示室にもこだわりがあり、室内は蔵をイメージした内装で、展示ガラスは継ぎ目がほとんど見られない92%の高透過率のドイツ製となっています。