テキスタイルデザインスタジオ「炭酸デザイン室」は、8月16日(金)~25日(日)の期間、東京・南青山にある「Entrance」にて、展覧会「炭酸デザイン室展 -TANSAN TEXTILEの家と旅-」を開催する。

「炭酸デザイン室」について


TANSAN TEXTILEの手捺染によるプリントファブリック

「炭酸デザイン室」は、2014年に水野智章氏と水野若菜氏によって設立された、滋賀県大津市に拠点を置くテキスタイルデザインスタジオ。自社のテキスタイルブランド「TANSAN TEXTILE」の企画デザイン・運営を行なっている。

また、テキスタイルから始まるカーテンや生活用品、ファッション、建築空間など、国内外のプロジェクトにおいてテキスタイルデザインやクリエイティブディレクション、企業とのコラボレーションも手がけている。

フランスでの展覧会、モンゴルでのデザイン指導、台湾や香港での商品展開など、国内外で幅広く活動中だ。

展覧会の見どころ

TANSAN TEXTILEのプロダクト

そんな「炭酸デザイン室」が、10周年の節目として、5年ぶりとなる東京での展示・販売会を開催。職人のシルクスクリーンプリントによる、様々な柄や色彩のバッグやポーチなど、好みのテキスタイルを見つけてみよう。

写真は原画として描いたウォールペイント

会場となる「Entrance」の壁には、WhOとのコラボ壁紙を配置。南の植物ならではの肉厚で大きな葉や、伸び伸びしておっとりした風土を表現した「南の植物」という柄の壁紙を発表する。

自然の生命力のエネルギーを屋内でも感じ取れるよう、大きな一枚絵のような壁紙を描いた。会場の一部では、背丈を大きく超えるサイズで描いた植物に、抱かれるような空間を作りあげる。


また、フジエテキスタイルとのコラボカーテン「ナティフ」も要チェック。生命力あふれる多様な植物を、埋め尽くすように細密に描いた透け感のあるカーテンが、会場のウインドウの一部で揺らめく。光が射し込むとシルエットが影絵のように壁や床に映る。