近年、社会問題にも発展している「ハラスメント」。加害者にならないために、また被害者となったときに気付けるように、代表的なハラスメントの種類をチェックしておきましょう。この記事では、ハラスメントの定義やよくあるハラスメントの種類など、社会問題にも発展している「ハラスメント」について解説します!
みなさまこんにちは!
ライターのワタナベサツキです。
近年、社会問題にも発展している「ハラスメント」。
職場や家庭、学校など、さまざまな場所で日々ハラスメントが起こっています!
ハラスメントは当事者たちが気付いていないことも多く、周りに指摘されたり、訴訟が起きて初めてハラスメントであったことに気付くケースも多いもの。
近年は、よく知られるパワハラやセクハラのほかにも、パタハラやジタハラなど、新しいハラスメントが次々登場しています!
加害者にならないために、また被害者となったときに気付けるように、ハラスメントの種類をチェックしておきましょう◎
今回は、ハラスメントの定義やよくあるハラスメントの種類など、社会問題にも発展している「ハラスメント」について徹底解説します!
そもそも「ハラスメント」とは?
「ハラスメント=harassment」は、英語で“嫌がらせ”や“いじめ”という意味の言葉。
日本では、身体的・精神的な攻撃などによって、他者に不利益・ダメージを与えたり、不愉快にさせたりすることを指します!
ハラスメントには、“法令に定義されたもの”と“社会通念上ハラスメントと認識されているもの”の2種類あります。
“法令に定義されたもの”に該当するハラスメントは、以下の通りです◎
- ・パワーハラスメント(パワハラ)
・セクシュアルハラスメント(セクハラ)
・マタニティハラスメント(マタハラ)
・パタニティハラスメント(パタハラ)
・ケアハラスメント(ケアハラ)
この中でも、パワハラ・セクハラ・マタハラは「3大ハラスメント」ともいわれ、主に職場で発生しやすいハラスメントです。
“法令に定義されたもの”と“社会通念上ハラスメントと認識されているもの”のどちらにおいても、すべてのハラスメントは民法の「不法行為」になり得ます。
ハラスメントは、加害者にならないように、また被害者となったときに気付けるようにしておくことが大切です◎
ハラスメントの種類
ハラスメントには、さまざまな種類があります!
加害者にならないために、また被害者となったときに気付けるように、代表的なハラスメントの種類をチェックしておきましょう◎
今回は、20種類のハラスメントを詳しく紹介します。
①パワーハラスメント(パワハラ)
パワハラは、職場内での優位性や立場を利用して、部下や同僚などに向けて、叱責や嫌がらせをおこなうハラスメントのこと!
優越的な関係に基づいて、就業環境を害すること全般をパワハラといいます。
②セクシュアルハラスメント(セクハラ)
セクハラは、性的な言動によって就業環境を害するハラスメントのこと!
承諾のないボディタッチや、身体的な特徴に関する言動のほかにも、性的指向や性自認に関する偏見に基づく言動もセクハラに含まれます。
セクハラは男性から女性にというイメージがありますが、女性から女性、また女性から男性、男性から男性に対してもおこなわれます。
③マタニティハラスメント(マタハラ)
マタハラとは、女性が妊娠・出産・育児に関して嫌がらせをおこなうハラスメントのこと!
育休を利用したことを理由に不利益を与えたり、妊娠・出産・育児に関する言動によって女性を傷つけ、就業環境を害することをマタハラといいます。
④パタニティハラスメント(パタハラ)
パタハラは、出産や育児に関して男性向けに嫌がらせをおこなうハラスメントのこと!
当然男性にも権利がある「育休」ですが、男性社員が育休を取得するのを阻止したり、育休を取得したことで不当な扱いや嫌がらせをすることをパタハラといいます。
⑤ケアハラスメント(ケアハラ)
ケアハラは、介護休業を利用する人に嫌がらせをおこなうハラスメントのこと!
介護休業や介護時短制度を取得する(したい)人に向けて、取得を阻止したり、取得したことで不当な扱いや嫌がらせをすることをケアハラといいます。
⑥モラルハラスメント(モラハラ)
モラハラは、言葉や態度によって相手を攻撃するハラスメントのこと!
不適切な圧力、過剰な侮辱や批判、無視などがモラハラに該当します。 モラハラは、職場だけでなく家庭内でも起こるハラスメントです。
⑦ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)
ジェンハラは、性別の差別をするハラスメントのこと!
「男性だから‥」や「女性だから‥」と、性別による固定観念に基づいて、差別的・不平等な扱いをすることをジェンハラといいます。