ケヴィン・スペイシー
「ハウス・オブ・カード 野望の階段」などで知られる俳優のケヴィン・スペイシーは、4人の男性に対する性的虐待の罪に問われていたが、エルトン・ジョンが彼の弁護を証言した後、無罪となった。Page Sixなどが報じている。
ロンドンのオールド・ビック劇場の芸術監督時代に、4人の男性に対して9回の性的暴行を行ったとして告発されていたケヴィン。彼はこれらの主張を「狂気」として退け、告発者を「金のためにウソをつく」と非難していた。
裁判には、エルトン・ジョンも証人として出席。4人の男性のうちの1人の主張の矛盾点について指摘していた。
ケヴィンは、ロンドンのサザーク・クラウン・コートで、陪審がすべて無罪の評決を下すと、涙を流した。
ケヴィンといえば先月、ドイツのZEIT誌に「今、ロンドンのこの件で私が無罪となる瞬間を待ち望んでいる多くの（映画業界の）人々がいることは分かっている」とコメント。「その瞬間が訪れたら、彼らは前進する用意ができている」と続けていた。
しかし、あるプロデューサーはPage Sixに対し、「ケヴィンが再び働くことができるかどうか・・ではなく誰が彼と働くかが問題」とコメント。
また、ケヴィンの今後のキャリアについて尋ねられたハリウッド関係者は「ウディ・アレンからローマン・ポランスキーまで、性犯罪で告発された男性はみんなヨーロッパで働いています。ウディはヴェネツィア映画祭で新作の公開さえ控えています」とコメントした。ウディ・アレンといえば、自らの娘に対する性的暴行を告発されたが、本人は否定している。また、ローマン・ポランスキーも1977年に未成年者への性的暴行の告発を受けたにもかかわらず、ヨーオッパで映画が公開されている。
情報筋は、「これらの男性は、ヨーロッパで無罪を証明していますが、ハリウッドに戻るのは難しいです」と付け加えた。
