亡くなったリル・テイ
14歳のソーシャルメディア・スター、リル・テイの訃報がインスタグラムで流れ、翌日に本人が「ハッキングされた」と主張した騒動で、彼女の元マネージャーが、彼女の主張を「信じていない」とコメントした。
ことの発端は、現地時間8月9日。リル・テイのインスタグラムにて、家族の声明が発表された。そこでは、リル・テイが亡くなったことと加えて、彼女の兄も逝去したことがつづられていた。
「私たちの愛するクレアがとつぜん悲劇的な死を遂げたという衝撃的なニュースを共有することは気が重いです。私たちは耐え難い喪失と筆舌に尽くし難い痛みをなんと述べたら良いかわかりません。このような結果になるとまったく予想していませんでしたし、私たち全員はショックを受けています」と声明で述べられていた。
その翌日、リルは第三者によりハッキングされたことを明かし、「とてもトラウマになる24時間でした。 昨日は一日中、この混乱を整理しようとしながら、愛する人たちからの悲痛で涙に暮れた電話が延々とかかってきました」と状況を説明。「私のインスタグラムのアカウントは第三者によって侵害され、私に関する衝撃的な誤報やウワサを広めるために使われました。私の法律上の名前はテイ・ティエンであり『クレア・ホープ 』ではありません」と続けた。
これに対し、リル・テイの元マネージャーは、彼女のソーシャルメディアがハッキングされたというリルの主張に疑問を持っているようだ。10日の時点で、元マネージャーは「彼女はまだ生きていると思うし、あれはフェイクだと思う」とポスト紙に語っていた。
そして、リルがハッキングについて主張したことを受け、元マネージャーは「ハッキングについて彼らが言うことは何も信じないね」とコメント。その後、「彼女が無事で良かったけど」と続けている。
元マネージャーはのちに、彼女のソーシャルメディアに発表があったにもかかわらず、クライアントの訃報を肯定も否定もしなかった理由を明らかにした。
「なぜあのような発言をしたかというと、ドゥエイン・ラヴェンチュア(リル・テイの元ソーシャルメディア・マネージャー)とクリス・ホープ(リル・テイの父親)に話を聞いたところ、彼女が本当に亡くなったのかどうかも確認できなかったんだ。だからそう言った」と彼はポスト紙に語った。
リルは、両親のアンジェラ・ティアンとクリス・ホープをめぐる親権争いの渦中にあった2018年6月以降から、インスタグラムで活動していなかった。久々のインスタ投稿で、さらに声明文には特定の人物の署名がなかったため、多くの疑問が生じた。
このニュースを受けて、彼女の父親はポスト紙の取材に対し、彼女の死を肯定も否定もしていなかった。