最近の映画界は、ヒットと大コケの2極化が顕著になっている。
「80億円超の制作費を東映アニメーションが100%出資した実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』は世界累計でも10億円にすら届かない大コケとなり、『ONE PIECE FILM RED』『THE FIRST SLAM DUNK』などによる大増益をかなり食いつぶしたと指摘されています。『SAND LAND』の配給元である東宝は『君たちはどう生きるか』や『キングダム 運命の炎』が大ヒット中ですが、『SAND LAND』が足を引っ張ることになりそうです」(同)
たった1巻で完結した20年以上前の作品を映画化することが、そもそも無謀だったのかもしれない。