オリヴィア・ロドリゴ(左)、テイラー・スウィフトオリヴィア・ロドリゴ(左)、テイラー・スウィフト

グラミー3冠のオリヴィア・ロドリゴ(20)が、新曲「Vampire(ヴァンパイア)」は人気歌手テイラー・スウィフト(33)との確執ソングなのではないというウワサについて言及した。

オリヴィアとテイラーの出会い

2021年1月にリリースしたデビュー・シングル「drivers license(ドライバーズ・ライセンス)」が世界的ヒットを記録したオリヴィアはかねてより“テイラーの大ファン”であることを公言。

そんなオリヴィアは2021年5月に、イギリス最高峰の音楽授賞式「ブリット・アワード」でテイラーと初対面をはたす前から交流があり、同年3月にはテイラーが楽曲「Red」(2012)を書いていた際にはめていた指輪が送られてきたことを告白。その際、オリヴィアはあこがれのテイラーについて次のように語っている。

初対面時のオリヴィアとテイラー @oliviarodrigo / Instagram

初対面時のオリヴィアとテイラー @oliviarodrigo / Instagram

「本当にわからないのは、彼女がいったいどうやってそういう時間を見つけるか。でも彼女のような人を尊敬できる時代に生まれて本当にラッキーだったよ。テイラーは最高。彼女の本心からくる思いやりとか興奮って、私にとって非現実的だよ」

その翌月、オリヴィアは友人で歌手のコナン・グレイと共にテイラーのヒット曲「You Belong With Me」にあわせて、ベッドの上でハシャギまくる動画を公開。この動画について、テイラーは「彼らが本当かわいすぎてツラい」と大絶賛。後輩であるオリヴィアをかわいがっている様子を見せた。

オリヴィアはまた、2021年8月に公開された米Variety誌のインタビューにて、テイラーから手紙をもらったと発言。「彼女が、ちょっと前に手紙をくれたの。自分の運をどう作るかや、人にしたことは必ず自分に返ってくるということなんかが書かれていた」と述べ、尊敬する先輩テイラーとの関係は良好であることを明かしていた。

2人の友情に亀裂?不仲説の発端は・・

意気投合したかのように思えた2人だが、オリヴィアの楽曲「deja vu」(2021)をめぐり、ひと騒動が起こる。オリヴィアは過去に「deja vu」は、テイラーの楽曲「Cruel Summer」(2019)から影響を受けたと告白。米Elle誌によると、「Cruel Summer」のメロディを再レコーディングし、「deja vu」に取り入れたオリヴィアはその後、「deja vu」の共作者としてテイラーをクレジット、曲の印税を渡すことになったという。

同誌は、それ以来、2人の友情関係は冷めてしまったようだと伝えている。また、テイラーが現在行っている大規模ツアー「The Eras Tour」に、テイラーの「生涯ファン」を宣言しているオリヴィアが参戦しなかったことも、不仲説に拍車をかけてしまったようだ。

新曲「Vampire」はテイラーとの確執ソング?

そんなオリヴィアは先日、新曲「Vampire」を発表。全米チャートで初登場1位に輝いた同曲にて、オリヴィアは「相手を想うふりして踏み台にして、築いたお城の住み心地はどう?」「ああやって私を切り売りしていたんだね」「吸血鬼、名声を食い物にする人でなし」と、皮肉を交えながら“ある人物”への怒りをあらわにしている。

英The Guardian紙はそんなオリヴィアに、「Vampire」はテイラーとの確執を歌った曲なのかと質問。するとオリヴィアは「これはどう答えれば良いの?つまり、私は自分の曲が誰のことについて歌っているか決して言いたくないの。これまでのキャリアでそんなことしたことないし、多分これからもしない。この曲はこのことについて歌っているとかカテゴライズしないほうが良いと思う。人々がそう思っていたときはとても驚いた」と返答。肯定も否定もせず、あいまいな返答をした。

これにファンは正直もやもやしているようだ。SNS上では「なんでノーと言って前に進むのが難しいの?はっきり言うと、オリヴィアは好きだけど、この説明は(事態を)ややこしくしているように感じる」「ただ違うって言ってよ」「ノーって言うべき」「間違いなく何かあったね」「彼女、メディアの訓練を受けていないんだね」「それでイエスなの?ノーなの?」「変な答え」など、オリヴィアの回答に苦言を呈すファンが続出している。