故ジャニー喜多川氏による性加害問題によってジャニーズ事務所が激震に見舞われ、所属タレントたちにも動揺が広がっている。そんな中、来年デビュー30周年を迎えるベテラングループ「TOKIO」が逆風にさらされながらも抜群の安定感を発揮し、ジャニーズの大きな希望となっているようだ。

 メンバーの松岡昌宏が主演するテレビ朝日系ドラマ『家政夫のミタゾノ』が火曜よる9時枠で10日にスタートし、初回の平均世帯視聴率が9.1%、平均個人視聴率が5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことが分かった。初回視聴率としては、1月クールの『星降る夜に』の世帯7.7%、個人4.3%、4月クールの『unknown』の世帯7.6%、個人4.3%を大きく上回り、好評だった前クール『シッコウ!!~犬と私と執行官~』の世帯9.6%、個人5.6%とほぼ同水準という好スタートとなった。

 『家政夫のミタゾノ』は、大柄な女装家政夫の三田園薫(松岡)が、派遣された家庭の内情をのぞき、秘密を暴くことで一家を再生へと導いていくヒューマンドラマ。2016年から深夜帯で5期にわたって放送される人気シリーズとなり、第6弾となる今シリーズで初のゴールデン進出を果たした。ジャニーズ問題の影響を危惧する声もあったが、先述したように数字は好調で放送中はSNSが盛り上がり、ゴールデンでも安定の強さを発揮したといえそうだ。