◆彼氏にすべてを打ち明けた

「これが2ヵ月くらい続いて、だんだん私もノイローゼっぽくなってしまったんです。私は彼氏にすべてを打ち明けました。『酒の勢いでとんでもないことを言ってしまった』と、彼は責任を感じてどうにかいじめを止めさせるすべを画策してくれました」

 しかし、H美さんはこれを公にすることでの報復を恐れていました。もう会社に行きたくない、辞めてしまいたいと泣くH美さん。彼はいろいろと考えた末にH美さんにプロポーズをしてくれました。

社内イジメに苦しむ彼女にプロポーズをした男性
「どうせ辞めるなら、結婚退職という形の方が角も立たないだろうという彼の判断でした。付き合い始めからお互いに結婚を意識してはいたので、ちょっと早いかな? と思いつつ話はスムーズに進みました」

 2人の付き合いが周知の事実となっていたことが功を奏し、特に問題なくH美さんの退職は認められました。その後、彼女をいじめていた3人の女性社員との接点は特になく、あれから15年の月日が流れました。ところが…!