◆“普通の条件”にまで妥協している

愛美さんはかわいらしい顔立ちで、実年齢を聞かなければ20代に見える若々しい見た目。エイジズムやルッキズムの問題はありますが、事実として婚活市場では見た目の美しさや若さはストロングポイントになります。

「でもこの間、婚活アプリで知り合った同世代の男性にフラれてしまったんです。しかも同じようなケースが何度か続いていて……。自分で言うのもなんですが学生時代から恋愛経験は豊富で、コクられて付き合うことのほうが多かったので、婚活がこんなに苦戦するとは思ってもいませんでした」

婚活を始めた当初は、年収800万円以上といった高収入男性にターゲットを絞っていたそうですが、愛美さんいわく「今はちゃんと現実を知って妥協している」とのこと。

「男性の平均年収が500万円台ということは知っていましたから、平均以下でもいいやと妥協するようになって、今は結婚相手の条件は年収400万円以上にしています。あとは、年齢はできれば同世代がいいけど、顔とかの見た目は普通以上で清潔感があるならそれでよくて、性格も普通にやさしくて会話が楽しい人ならそれ以上は求めないようにしているんです。こうやって妥協しているのに、条件に当てはまる男性とマッチングしても、フラれてしまったり音信不通になったりするんですよね。けっこう“普通の条件”にまで妥協しているのに、どうしてうまくいかないんでしょうか?」