全国各地に名店のパン屋も増えてきて気になるお店がいっぱい!街中にパン屋が多いからこそ、どこのパンがおすすめか知りたいですよね。
そこで、インスタグラムでパンの情報を発信しているパンマニアである東京パン生活。さんとpata.さんに今気になるパンを伺いました!
東京パン生活。さんプロフィール
子どもの頃から米よりパン派。パン界の父とも言われる志賀勝栄シェフのお店『シニフィアンシニフィエ』のバゲットと、志賀シェフの愛弟子でもある榎本哲シェフのお店『パンデフィロゾフ』のパンに衝撃を受けて以来、どっぷりとパンの魅力に取り憑かれ、年間100軒のパン屋さんで約2000個のパンを食べるほどのパンマニアに。現在はインスタグラム(東京パン生活。@tokyo_pan.life)を中心に都内のパン情報を発信している。
東京パン生活。@tokyo_pan.life
東京パン生活。さんのおすすめ①
バゲットを使ったホットサンド『BOB BAGLE』の「グリルドハムサンドイッチ」
2022年9月にオープンした『BOB BAGLE』。オープン当初から足繁く通うパン屋さんの1つです。
和の素材を取り入れた、めずらしいフィリングのベーグルが魅力!ベーグルそのものもむっちりとしていて、旨味の強い生地感が特徴です。
最初はベーグルの印象が強かったのですが、ルーツを辿るとシェフは沖縄県宜野湾市にある石窯で焼く天然酵母パンがおいしい『宗像堂』出身だと知りました。
それならば、と思って買ってみたハード系のパンが大正解で、こちらもリピートしています。
抹茶あんクリームチーズサンドイッチ
ベーグル好きさんはもちろん、これからベーグルデビューしたい方や、普段ハード系のパンをあまり食べない方にもおすすめしたいお店です。
なかでも“BOB BAGLEデビュー”するのにおすすめなのが、抹茶あんクリームチーズサンドイッチと、今回ご紹介するグリルドハムチーズサンドイッチです。
グリルドハムチーズサンドイッチ
BOB BAGLEさんのホットサンドはなんと食パンではなくバゲットを使ったホットサンド!
カリカリに焼かれたバケットはザクっとしたクラスト部分の歯ごたえ抜群。
かじると中から小麦の旨味が爆発して、中からとろけ出す3種のチーズ(チェダーチーズ・ゴーダチーズ・モッツァレラチーズ)とのマリアージュがたまりません。
沖縄県の自家製ハム・ソーセージ専門店『TESIO』のホワイトハムと、隠し味に使われるマスタード・マヨネーズ・発酵バターもいい仕事をしていて、ボリュームがあるのに「もう1口!」が止まらないやみつきのおいしさです。
お店では沖縄のコーヒー専門店『ハミングコーヒー』のスペシャルティコーヒーもいただけます。熱々のバゲットホットサンドと一緒に、華やかな味わいのアイスコーヒーを合わせるのがおすすめです。
■お店情報
bob bagel
住所:東京都品川区北品川2丁目9−22 染谷ビル 1F
営業時間:月、木、金、土、日曜 11:30〜18:00
定休日:火、水曜日
東京パン。生活さんのおすすめ②
食べるごとに驚きが生まれる『セイジアサクラコーヒースタンド』の「桃とモッツァレラのサンド」
以前から高輪台にある『セイジアサクラ』さんが好きで、よく通っていたので、2022年6月に2号店となる『セイジアサクラコーヒースタンド』が白金台にオープンすると聞いて、オープン前からお店の完成を待ち侘びていたお店です。
壁一面に並んだ、水出しコーヒー専用の美しい抽出器具が目を引く店内。「チクタク」という時計の音とともに1滴ずつ丁寧に抽出されていく様子は、一瞬時を忘れるような感覚にさえ陥るほどで、ずっと見ていても飽きません。
セイジアサクラコーヒースタンドのこだわりのコーヒーに合うようにと考案された、本店では味わえない特別なバゲットサンドの数々は格別です。
薄くてバリっとした香ばしいクラストと、味の濃いクラム部分が特徴の「黄金色のバゲット」に、見たこともないような取り合わせのゴージャスな具材はもはや芸術品の域に達しています。
コーヒー好きさんや、本場フランスで食べるような感動のバゲットを味わいたい方におすすめです。フランスパンを普段あまり食べない方も、きっと概念が覆るようなおいしさに驚くはずです。
桃とモッツァレラのサンド
季節ごとに変わるフルーツを使ったサンドもこちらのお店の魅力ですが、昨年も食べた「桃とモッツァレラのサンド」(期間限定)が忘れられず、今年も登場を待っていました。
少しずつマイナーチェンジを繰り返しながら常にアップデートし続けているのもすごいところです。
桃とモッツァレラチーズの間違いない組み合わせに、雑味がなくて甘みのあるルッコラ、生ハムのジューシーさが加わってぜいたくな味わいに。
隠し味に使われるオレンジピールの甘苦さとバター・マスタードマヨネーズが繋ぎとなってバゲットとの強烈な一体感が出て、1口食べるごとに驚きの連鎖が生まれます。
桃とモッツァレラのサンドと一緒に味わいたい、ドリンクの「プラチナカフェ・グラッセ」もこだわりの逸品。甘みのあるミルク層と上に注がれたエチオピアデミタスコーヒーが美しい白と黒のコントラストを生み出しています。
まずはデミタスコーヒー部分だけ、次にミルクの層とグイッと一緒に、最後にすべて混ぜ合わせてとびきりのカフェオレ風に。一度に3回楽しめる絶品ドリンクです。
■お店情報
seijiasakura_coffeestand
住所:東京都港区白金台4丁目9-21
営業時間:水〜日曜 10:00〜18:00
定休日:月、火曜
pata.さんプロフィール
会社員の傍ら、東京、福岡のパン屋さんを巡る生活を送っている。『pain stock(パンストック)』のパンを食べて、パンの魅力にどはまり。最近は午前中にパン屋を数件巡り、記録として家で美しいパンを愛でながら撮影。そしてコーヒーを飲みながら食べる、という最高の休日を過ごす。
pata.Ⅰパンと手書き文字。@pata._pan
pata.さんのおすすめ①
クリームパンの概念を覆すような『Comme’N TOKYO』の「本日のクリームパン」
Comme’N TOKYO (コム・ン トウキョウ)は、パン好きな友人に「世界大会優勝のシェフがいるから絶対行った方がいいよ!」とおすすめされて行ったお店です。
店内はさまざまなパンがズラッと陳列していて、まさにパンのテーマパーク。
常時100種類くらいあるそうで、食べたいパンが必ず見つかります。見た目の美しさだけでなく、生地が本当においしいんです。
パンは店員さんに注文したらピックアップしてくれるスタイル。店員さんにおすすめを聞くととても丁寧にお応えしてくれて、気持ちよくパンを購入できる空間も好きです。
変わり種のパンを食べたい人や、朝7時からお店が空いているので朝活したい人におすすめなパン屋さんです。
その中でもおすすめなのが「本日のクリームパン」です。クリームパンの概念を覆すようなビジュアル。なんとその時々で違った生地が使われているんです。
日替わりで生地が変わるので、行くたびに「今日はなんの生地かな?」とワクワクします。
今回はブリオッシュの生地。たっぷり胡桃がいいアクセントになっています。
焼き菓子のようなぜいたくなパンで、なんと言ってもたっぷりのカスタードクリームが間違いないおいしさです。
また、1種類のときもあるのですが、胡桃の生地と黒ゴマの生地を選べますと2種類のクリームパンに出合えたこともありました。
Comme’N TOKYOさんのお店近くに、『Comme’N GULUTEN FREE(コム・ン グルテンフリー)』という系列の米粉を使ったグルテンフリーのパン屋さんがあるのですが、ここにも「本日のクリームパン」があるので、食べ比べするのもおすすめです。
■お店情報
Comme’N TOKYO | コム・ン トウキョウ
住所:東京都世田谷区奥沢7丁目18-5 1F
営業時間:7:00〜18:00
pata.さんのおすすめ②
和の組み合わせが最高!マルイチベーグルの「コメのベーグルはつみつセサミ+小豆サンド」
『マルイチベーグル』さんは、自分の好きなカスタムを無限に(!?)できるベーグル屋さんがあると聞いて訪れたパン屋です。
ベーグルの種類もサンドできる中身の種類もたくさんあって、その中から自分の好きなベーグルを作り上げることができます。
カスタムは無限大なので、毎回違う組み合わせができて、新しい発見が生まれます。どの組み合わせにしようかと悩んでいたら、店員さんが丁寧に説明をしてくれて、一緒に考えてくれるので、自分好みのベーグルを作り上げることができますよ!
特におすすめなのは「コメのベーグルはつみつセサミ+小豆サンド」。
ボリューミーで圧倒されるビジュアルとコメのベーグルに小豆とセサミという和の組み合わせに惹かれました。
コメのベーグルは、お餅のようにモッチモチで米粉の風味が良いのが特徴。ここでしか食べられないはちみつセサミはごま感が強く、はちみつはほんのり甘くねっとりとした食感です。
あんことセサミも甘すぎず、飽きずに食べることができるのでおすすめです。
コメと同じくらいもちもちだと聞いた玄米のベーグルも気になっています。はちみつセサミ+あずき、そしてクリームチーズも組み合わせて、さっぱり且つ食べ応えのあるベーグルにしたいと思っています。
■お店情報
MARUICHI BAGEL
住所:東京都港区白金1丁目15-22
営業時間:水曜〜日曜 7:00〜15:00
定休日:月、火曜
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パンマニアたちが今気になる4つのパンをご紹介しました!
オリジナリティに溢れたパンをぜひ堪能してみてくださいね!
※最新の営業情報は、お店のSNSなどでご確認ください。