寒い日に、食べたくなるのが温かいスープ。季節の野菜を使ったスープ、世界各国の味わいを楽しめるスープ、ごはんやパン、あるいはワインのお供に味わうスープ。寒いときにスープを食べると、心も体もほかほか温まります。
今回は、まだまだ寒さが続く今の季節におすすめのスープがおいしいお店をご紹介します。
スープとチーズをのせてこんがり焼いたパンの優しい組み合わせ『PEDIBUS JAMBUS』
白金の東京都庭園美術館のお向かいにある『PEDIBUS JAMBUS』。もともと祐天寺にあったお店が2023年11月に移転オープンしました。
アンティークやブロカントの家具や小物が並び、フランスの食堂のようなインテリアの中で、季節の野菜を使ったスープや煮込み、キッシュなどが楽しめます。
前日から時間をかけてじっくり作られたスープはとても優しくあたたまる味わい。
「かぼちゃやさつまいものポタージュと塩豚とキャベツの煮込みは人気なので、どれかはいつもラインアップしています。
旬の野菜を使ったポタージュや煮込みなども季節によって変化しつつ提供しています。
冬はあったかいスープがやっぱり人気です。
みなさん寒いから求めているのかもしれないですね」(PEDIBUS JAMBUS・佐伯さん)。
「ペディビュスジャンビュス」とは、「せっせと歩いて行こう、いつかは辿り着くから」という意味合いの、プロヴァンスの昔の言葉なのだそう。
「気軽な町食堂というコンセプトは守りつつ、よりみなさんがゆっくり過ごせるようなお店にしていきたいですね。
移転して、目の前に大きな気持ちのよい公園もあるし、そこで食べられるようなテイクアウトをしたいなとか、オーブンでパンを焼きたいなとか新しいこともいろいろと考えています」(PEDIBUS JAMBUS・佐伯さん)。
- お店情報
住所:東京都港区白金台3-18-5
営業時間:10:30〜17:00
Instagram:@pedibusjambus
日常にささやかな楽しみをくれる『SOUP CAFEなんでもない日』
立川市にある『SOUP CAFEなんでもない日』。
近隣の農家から仕入れる減農薬野菜を中心に使い、できるだけ素材の味を生かしながら作るスープが人気のお店です。
メニューは、毎日3種類提供されています。
季節野菜がたっぷり入った定番のミネストローネ、季節の野菜で作るポタージュ。
そして、その時に入る野菜で作られる和風、洋風、中華風、カレー味等なにが登場するのかお楽しみの日替わりスープ。
「おすすめのスープはどれですか?とお客さんからも聞かれますが、こればかりはお客さんのお好み次第です。
ミネストローネ一筋のお客様、どの野菜でもポタージュをお好みのお客様、気分を変えたいからと必ず日替わりスープを頼むお客様。
ほんとに千差万別です」(SOUP CAFEなんでもない日・中倉さん)。
スープには、自家製のピクルスが付き、プチパンか黒米ご飯を選ぶことが可能。
マフィンやクッキー、豆乳ゼリー、りんごのコンポート等のデザートもあるので、なんでもない日のちょっとご褒美ランチにもぴったりなお店です。
「お店の前の緑道のお散歩の途中に立ち寄る方も多く、赤ちゃんとのお散歩中の方や犬連れのお客様もいらっしゃってくださいます。
店名の通り、なんでもない日にのんびり召し上がっていただければいいな、と思っています。
日常の中のさまざまなシーンに、当店のスープが脇役として登場していることがうれしいですね」(SOUP CAFE なんでもない日・中倉さん)。
- お店情報
- 住所:東京都立川市柴崎町 4-11-4
- 営業時間10:30〜14:30
- 定休日:月〜木曜日
- Instagram:@soup_mogmog
ごはんがすすむ!ロールキャベツ『アカシア』
新宿の東口にあるロッジ風の外観が目印の『レストラン アカシア』。1963年創業の老舗レストランです。
『アカシア』といえば、“ごはんがすすむ”ロールキャベツシチュー!高度成長期の若者に人気となり、以降もその味を守り続けています。
「ロールキャベツシチューは、創業者の母の味がベースになっています。1品で野菜とお肉を食べることができるので、ごはんのおかずとして食べていたようです。
4時間かけて引いたチキンスープに、豚と黒毛和牛をキャベツで包んだロールキャベツを3時間かけて煮込み、そこに自家製のルーを溶かし、シチューにしています。自分たちが美味しいと思う食材を使い時間と手間をかけて作った逸品です」(アカシア・鈴木さん)。
“ごはんがすすむ”ロールキャベツということで、お米にもこだわりがあります。
山形産つや姫とロールキャベツの相性が抜群で、大きなロールキャベツ2貫ペロリと食べられちゃいます。そのほか、洋食メニューも多数ラインアップ。
ハヤシライス、ポークソーテーなどにロールキャベツが1貫ついたうれしいセットも。
「一人でサクッとランチを食べていただいて、おなかを満たすのも良し、みんなでロールキャベツシチューや自家製のドイツソーセージ、黒豚のミンチカツをつまみにワインを飲むのも良し。いろいろなシーンで楽しんでいただけるとうれしいです」(アカシア・鈴木さん)。
- 店舗情報
- 洋食 アカシア 新宿本店
- 住所:東京都新宿区新宿3-22-10
- 営業時間:11:00~19:30(L.O)
- ※金土は、20:30(L.O)
※羽田空港T2店のほか、24年3月には伊勢丹浦和店、24年4月には五反田JPビル店も開業予定。通販サイトではご自宅で楽しめるお料理も販売中。
スープと自家製酵母のパンの優しい組み合わせ『Noufu』
埼玉の入間の『Noufu』では、スープとともにパンとおやつも楽しめます。アンティークのショーケースにおいしそうなパンたちが美しくディスプレイされた店内にうっとりしてしまいます。
「自然に寄り添う素材を使い、心地良い季節の訪れとその時々の味わいをお届けしています。
スープは、季節ごとに旬の素材を使い、コンソメなどは使わずに素材の旨みを引き立てるように日々作っています」(Noufu・志田さん)。
今の時期のおすすめは、スパイスカレーのスープ。
スパイスを低温でじっくり炒めるところから作り、時季によってナスやきのこをたっぷり入れたスープは、じんわりとからだをあたためてくれます。
「パンは、穀物、季節の果実やハーブから酵母を起こし、お店で焼いています。
種類もいろいろとご用意しているので、ぜひ、お気に入りの組み合わせでスープに合わせて召し上がって頂けるとうれしいです」(Noufu・志田さん)。
- 店舗情報
- 住所: 埼玉県入間市東藤沢4-16-20
- 営業時間、定休日はInstagramをご確認ください。
- Instagram:@noufu.pain
韓国生まれの優しいスーププゴクが食べられる『たらちゃん』
銀座と築地のあいだ、東銀座にある『たらちゃん』は韓国で日常的に食べられているスープ“プゴク”が朝7時から食べられるお店です。
日本ではまだあまり聞きなれない“プゴク”ですが、干し鱈のスープのこと。
「からだに良くおいしいプゴクを日本のみなさんにも味わっていただきたいと始めました。
韓国では牛テールでベースのストックをとりますが、『たらちゃん』では店主が在日韓国人ということもあり、日本の出汁で使われる乾物でストックを作っているので、より軽くからだにも優しいプゴクになっています」(たらちゃん・高さん)。
メニューはプゴクスープ1種。スープと一緒に食べるキムチや薬味などもセットになっていて、味変しながら楽しめます。
「白菜キムチとネギキムチもプゴクに合うようレシピを考案しましたので、スープに加えることでその味の変化を楽しんでいただけます。アミエビの塩辛を使った薬味で塩味と旨みを加えてアレンジしてみてください。
韓国では、二日酔いの時の酔い覚ましや美肌のスープとしても有名なプゴク。
飲むと内側から温まり、からだに良いスープですので元気になりたいという時に『たらちゃん』を思い出していただけるとうれしいです」(たらちゃん・高さん)。
- 店舗情報
- 住所:中央区銀座3-13-5 鈴木ビル1階
- 営業時間:7:00〜19:00/[土]7:00〜16:00 ※スープが無くなり次第終了
- 定休日:日祝
- Instagram:@tarapugok
- ※キャッシュレスオンリー
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季節のお野菜や食材のうまみがたっぷり詰まったあったかいスープ。
飲むと体の中からあたたまり、元気が出るような気がしてきます。
まだまだ寒い日が続きそうですが、あたたかいスープで心も体もあたたまり、冬を乗り切りましょう!
※記事公開時点の情報です。最新情報はお店のHP・SNSをご確認ください。