名コンビの作品作りはまだまだ続く名コンビの作品作りはまだまだ続く

ヨルゴス・ランティモス監督エマ・ストーンによる『哀れなるものたち』の次の作品が撮影終了。

マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロやレオナルド・ディカプリオ、デヴィッド・フィンチャー監督とブラッド・ピット、ティム・バートン監督とジョニー・デップ…監督と“お気に入り俳優”の化学反応は見ていてとても楽しいものだが、最近明らかに強い化学反応を見せているタッグがいる。それがヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンだ。

ヨルゴス・ランティモス監督(『ロブスター』『聖なる鹿殺し』)は、『女王陛下のお気に入り』でストーンを起用して以来、『哀れなるものたち』で彼女演じるベラを主人公に壮大で独特な旅を描き、すでに次の映画の撮影を終え、そしてさらに次のプロジェクトについてまで話し合っているというのだ。

最近「すべて撮影を終え、編集を始めた」という新たな作品のタイトルは『Kind of Kindness(原題)』。The Guardian誌で『哀れなるものたち』についてのインタビューを受けたランティモスは、『Kind of Kindness(原題)』についても少し語っている。

ランティモスは「今作はアメリカを舞台にした現代映画で、3つの異なるストーリーそれぞれで、4〜5人の俳優たちが異なるキャラクターを演じる。つまり彼ら全員が3つの異なる役を演じるってことなんだ。3つの映画を一緒に撮影するような気分だったよ。でもエマ(・ストーン)と再び仕事ができたことが嬉しい。深く信頼し合う誰かが一緒にいてくれると、仕事がとても楽になるよ」と、複雑な映画の構成と、そんな現場を助けたストーンへの信頼を語った。

『Kind of Kindness(原題)』にはストーンのほか、マーガレット・クアリーウィレム・デフォージョー・アルウィンジェシー・プレモンスホン・チャウハンター・シェイファーらも参加しており、豪華なキャストに期待が高まる。

とはいえ日本では、先に1月26日(金)公開となる『哀れなるものたち』。まずは今作をじっくり楽しんでいただければ幸いだ。