熱狂的ファンから、かなりのブーイングが上がっていたことが容易に想像できる――。先日ヤクルトの本拠地、神宮球場の阪神戦で外野席が、“1席1万円”まで高騰したのだ。

 4月5日から7日まで行われたヤクルト対阪神戦は連日、タイガースファンが座る三塁側は“完売”状態だった。ところが問題なのは、ヤクルトが昨シーズンよりチケット販売に導入した「ダイナミックプライシング制」。これがアダとなりチケットの公式販売価格が急上昇したのである。

「タイガースファンが座るレフト側外野指定席の多くは9000円台後半で販売されていました。ヤクルトファンが座るライト側外野席はいずれも3000~4000円台だったことを考えると3倍ほどの価格が設定されたことになる。主催するヤクルト球団にとっては笑いが止まらない展開だったでしょう」(在京球団関係者)