ジェレミー・レナーが事故による大ケガからの回復を振り返った。
昨年1月にネバダの自宅で起きた事故で大ケガをしてから、厳しい回復過程を経験してきたジェレミー・レナー。彼は水曜日、ジミー・ファロンの番組「ザ・トゥナイト・ショー」に出演し、事故後の回復について語った。
ジミー・ファロンの質問に答えるレナー
マーベル映画のホークアイ/クリント・バートン役で知られるレナー。彼は暴走する除雪車から甥を庇った結果、自身が除雪車の下敷きに。彼は38本の骨を折る大ケガを経験し、彼の脚のほとんどが金属製となり、顔の半分および背中の右側全体に金属のインプラントが埋め込まれたという。
そんな衝撃的な事故のエピソードの中でも驚くべきことは、片目が飛び出した状態でも冷静さを保っていたということだ。
足を失うかもしれない、後遺症が残るかもしれないといった状況すら、「木の義足、手のカギ爪、それに眼帯をつけて、海賊になってやるのもよかったな。そうなれるだけの要素を揃えていたし」とジョークに変えて笑い飛ばしながら振り返るレナー(※)だが、今回の番組では当時を思うと「それはもう悲惨だったよ」との本音も語っていた。
※LAタイムズのインタビューにて。
「そこではすばらしい教訓が得られたよ。45分間氷の上にいた時に何が起こったかについてはいくらでも話せる。でもね、本当に学んだ教訓は、限界に挑むという経験からは、すばらしい贈り物をたくさん得られるってことだよ。肉体的にも限界、精神的にも限界、感情的にも限界を試された。これからの人生、もう悪い日はないだろう。あるわけがない。それこそがこの経験からの贈り物さ」と、ドン底を味わった彼だからこそ、今後は怖いものなしという境地に達したようだ。
レナーはソーシャルメディアを通じてファンに回復状況を報告し続け、ファンや医療関係者への感謝を示してきたレナー。彼は「メイヤー・オブ・キングスタウン」シーズン3の撮影から俳優業に復帰している。