2002年にソロ歌手としてデビューした藤本は、同年の『NHK紅白歌合戦』にも出場。2003年にはモーニング娘。に6期メンバーとして加入し、以後はグループとして活動する。しかし、2007年に庄司との交際が報じられグループを脱退。その後は、ソロのタレントとして、主にバラエティー番組を中心に活躍するようになった。

 そんな藤本が、いま大ブレイクしている背景について、バラエティー番組を担当する構成作家はこう話す。

「まず、元ソロアイドル、元モーニング娘。という経歴もあって、世間的な認知度が圧倒的に高い。子育ての話もできれば、アイドル時代の話もできるという点で、トークの幅が広い。夫が庄司さんということで、家族の話も視聴者に伝わりやすい。庄司さんも藤本さんの話をすることは多いですし、家族揃ってそれぞれの活動に協力的なのも大きいです。トークの面でNGがあまりないというのは、番組サイドとしてもかなり助かります」

 さらに、人生相談などにおける“大喜利力”の高さも藤本の人気の秘密だという。

「人生相談って、寄せられたお悩みがいわば“お題”で、それに対するアドバイスは大喜利の回答に近い。藤本さんの場合、下手にセンス系に走ることもなく、天然ボケになることもない。絶妙な“適当さ”で素直なアドバイスをズバッと出して、なおかつ笑いの要素も含まれている。ナチュラルに大喜利力が高いんです。藤本さんをより活かすためのヒントが、人生相談にあったということですね」(同)