◆妹に話すと「地元で揉めないでよ!」

 実家に帰ったとき、どっと疲れた……という茉里さん。カナさんからの勧誘よりも友情が切れてしまうかもしれないことにショックを受けていると、茉里さんの妹が帰ってきました。妹さんは歳が離れていて、当時は実家から地元の大学に通っていました。

「あまりにも落ち込んでいる私を見て、妹が『何かあった?』と聞いてきたんです。そういえば、妹もカナとは顔見知りだったなと思い、その日起きた話をしました。すると妹は急に鬼の形相になり、『地元で揉めないでよ!』と大激怒したんです。

 まさかの反応に話を聞いてみると、カナには妹がいて、その妹が中学~高校の先輩とのこと。カナの妹も結構面倒臭い性格だそうで、『その妹に私が何か言われたらどうするの?』『お姉ちゃんはたまにしか帰ってこないから分からないと思うけれど、狭い地元で揉めるとめちゃくちゃ面倒なんだよ!』と、なぜか私が説教されたんです……」