テイラー・スウィフト
米人気歌手テイラー・スウィフトの代名詞でもある“赤い口紅”。「Blank Space」や「Wildest Dreams」、「Style」など、これまでに発表した楽曲の歌詞の中にも登場しているアイテムだが、はたして彼女はどのブランドの、どの口紅を愛用しているのだろうか。
テイラーは現在、大規模な世界ツアー「The Eras Tour」を実施中。2023年5月に開催された米マサチューセッツ州フォックスボロー公演では、大雨に打たれたにもかかわらず赤い口紅が落ちることは一切なかったという。ライフスタイルに関する情報を発信しているサイト「My Imperfect Life」は、そんなテイラーが愛用する赤い口紅について、いくつか紹介している。
まずひとつ目は、イギリスのメイクアップアーティスト パット・マクグラスが立ち上げたブランド「PAT McGRATH LABS」の「LiquiLUST™ Legendary Wear Matte Lipstick」という商品。希望小売価格は、34ドル(約4,934円)で、テイラーはその中でも「Elson 4」を気に入っているようだ。
実は「Elson 4」はテイラーが楽曲「Bejeweled」のミュージック・ビデオで使用していた口紅であり、「The Eras Tour」でも使っているとのウワサがあがっている。
【動画】Taylor Swift – Bejeweled (Official Music Video)
なお、パット・マクグラスはテイラーとコラボした商品「Taylor-Made」をいくつか発表している。
2つ目は日本でも人気のブランド「M・A・C(マック)」の商品。テイラーは数ある「M・A・C」の口紅の中でも、クラシックでマットに仕上がる「ルビーウー」を好んでいるようだ。希望小売価格は23ドル(約3,341円)。
日本の「M・A・C」公式サイトでは、まったく一緒のものかは約束できないが、「リップスティック(レトロマット)ルビーウー トーキョー」という商品が3,520円(税込み)で販売されている。
なお、当のテイラーは2015年、米People誌に対し「最近、みんなの定番だと思う、M・A・Cのルビーウーを見つけたの。私がそれを発見した最後の人だと思うわ」と話している。
3つ目はこれまた日本で人気のブランド「NARS」のベルベットマットリップペンシルだ。希望小売価格は27ドル(約3,922円)。同商品は、「NARS」の日本公式サイトでも販売しているが、テイラーが気に入っている「ドラゴンガール」というカラーは売っていないようだ。「ドラゴンガール」について、テイラーは2014年、MTVの取材で「間違いない」商品だと太鼓判を押している。
テイラーが赤い口紅を好むようになったのは、2009年のこと。2ndアルバム「Fearless/フィアレス」を携えた初のヘッドライナー・ツアー「The Fearless Tour」の開催を控えていたテイラーはAllure誌から表紙のオファーを受けた。
この撮影で彼女のメイクを担当したグッチ・ウェストマン(ウェストマン アトリエの創設者)は、当時19歳だったテイラーに、赤いリップをつけてみないかと提案。当初、テイラーのマネージメント側は難色を示していたというが、ウェストマンによる必死の説得の結果、テイラーは赤いリップをつけ撮影に臨むことに。
このスタイルをえらく気に入ったテイラーは撮影後、ウェストマンからもらった赤い口紅を自宅に持って帰ったと言われている。
その後のテイラーのスタイルを決定づけた“赤い口紅”。テイラーといえば、2024年2月7日から2月10日まで、東京ドームにて5年ぶりの来日公演を行うことが決定している。テイラールックで来日公演に行きたいファンはぜひ、今回紹介した商品をチェックしてみてはいかがだろうか。