整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。
「ポイントカードは5枚まで」と決めた理由
わたしのお財布に入っている「ポイントカード」は5枚。よく行く、スーパー2軒、薬局、お直し屋、パン屋のものだけです。そうなると、ほとんどのお店でこう言われることになります。
「ポイントカード、お作りしますか?」
そして毎回、「大丈夫です」とお断りすることになります。「いえ、作りません」は角が立つなと思い、言っている「大丈夫です」。この日本語の使い方にもモヤモヤするなと思いつつ、感じよく断るのは難しい…と思います。この気まずさを味合わないために、すすめられるままにポイントカードを受け入れてしまおうかと思ったこともあるほど!
ポイントカードを作らないためには、けっこう心を強く持つ必要があります。以前は、ほどほどに通うお店であれば素直に作っていたこともありました。でも、それらのお店では絶対、ポイントが貯まるほど買い物をしない。つまりほぼ出番のないカードが財布にあるだけ…という状況になってしまいます。
できるだけ使わないものを持ちたくないので、結局それらは使われることなく処分することに。そして、そもそもポイントカードを作るための書類記入(アプリ入力)なども嫌…。というわけで、基本的にポイントカードは作らない、と決めました。
最近は、「あまり(このお店には)来られないので」という新しい断り方を覚えたことで、少し楽に。
そして、ほんの少し心にあった、「作った方がポイントが貯まるかも」「作らないことで損しているのかも」という思いも同時に捨て、スッキリしました。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー)>