左からチャールズ国王、ウィリアム皇太子、ヘンリー王子(2017年) Photo: Tim Rooke/Shutterstock
英国王室のメンバーは、チャールズ国王が息子のヘンリー王子と和解しようとしないことに「嫌気がさしている」と言われている。
現在話題となっている王室関連の本「Endgame: Inside the Royal Family and the Monarchy’s Fight for Survival」の中で、ジャーナリストのオミッド・スコビーは、英国王室の激動の過去数年について複数の情報筋に話を聞いている。
ヘンリー王子と妻のメーガン妃は、王室の重鎮から身を引き、2020年にカリフォルニアに移住。それ以来、2人は様々なインタビューやヘンリー王子の回顧録 「Spare」の中で、王政に関する爆弾発言を発表してきた。
ヘンリー王子とメーガン妃は、疎遠になっている家族と再びつながろうと何度も試みたと言われているが、うまくいっていないようだ。ある王室関係者は、スコビーに「複雑なのですが、チャールズがみんなのために事態を収拾しようとしないことに、より広範な家族の一部から不満が高まっています」と主張した。
一方、ヘンリー王子の友人は2022年に、ヘンリー王子がチャールズ一家にクリスマスを祝うために手を差し伸べたと主張している。「気まずい会話でしたが、最初の一歩を踏み出さなければ、進展はないとハリー(ヘンリー王子)はわかっていたのです」と、その友人はヘンリー王子が父親に連絡を取る決心をしたことを説明した。しかし、「声を荒げることもなく、言い争うこともなく……しかし、国王はまともな対話に応じるどころか、冷たく、手短なものでした」と明かしている。