◆涼子の付き人“玉”、人気の理由は

今回のランキングで個人的に注目だったのは、6位にランクインした玉です。主人である家族令嬢・桜川涼子が同率13位だったにも関わらず、御付きの玉が6位とは……。大学に通っていたわけではない玉ですが、勉強中の寅子や涼子たちの傍らで、辞書を片手に洋書を読んでいたり、周囲に厳しいよねからも「玉」と呼び捨てされたり、学友のような立ち位置になっていることには思わずほっこり。最終的には涼子が家を継ぐことになり、玉も寅子たちの前から去ることになりますが、その時に発した梅子の言葉からも、みんなが玉を仲間として愛していたことが伝わってきました。ちなみに、玉を演じた羽瀬川なぎもとても魅力的な女優さんでしたね。

そして14位以下のキャラクターで大健闘だったのは、同率16位に入った笹山です。朝ドラ常連の田中要次が演じる傍聴マニアの寿司職人ですが、寅子のことを応援しており裁判所でよく顔を合わせています。寅子の父に無罪判決が出た際には猪爪家に特上寿司を差し入れをし、ようやく寿司職人らしい姿を見せてくれました。今後も作品内きってのほっこりキャラとしての活躍を期待したいところです。