◆7位には花江、梅子、轟、中山先輩

同率7位の大庭梅子は、平岩紙が演じる寅子の同級生。弁護士の夫と3人の子を持つ良妻賢母でしたが、夫に愛人がいたり姑からのいびりに我慢し続けたりと、まさに昭和における女性の立場を象徴するかのようなキャラです。その重い背景だけではなく、健気な明るい性格も含めて応援したくなりますね。

同じく7位には、花岡と同様に寅子の大学の同級生である轟太一。戸塚純貴演じる、男らしさに誰よりもこだわる真っすぐな男。しかし花岡の女性を見下す態度に怒り心頭するなどの好人物ぶりを見せ、X(旧Twitter)上でも「#俺たちの轟」というハッシュタグが盛り上がりを見せるなどみるみるうちに人気者に。ちょうどアンケートのタイミングが轟が活躍中だったこともあり、花岡を引き離してのランクインとなりました。

予想以上に票数が伸びたのが、仲野太賀演じる書生の佐田優三と同率で4位となったカフェー燈台のオーナー・増野。昨年のドラマ『VIVANT』(TBS系)の出演で一気に知名度を上げた平山祐介が演じており、丸眼鏡の色付きサングラスにリーゼントというひじょうに怪しげな風貌の男です。胡散臭い見た目とは裏腹に、苦学生である山田よねを支える優しさを持つというギャップが堪らないと、X上でも大絶賛。隠れた人気サブキャラNO.1といっても過言ではないと思います。