「欽定憲法」「民定憲法」
「欽定」を見ると「欽定憲法」という言葉が社会の教科書に載っていたことを思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1889年、明治時代に制定された「大日本帝国憲法」は明治天皇が黒田清隆首相に手渡すという欽定憲法の形で発布されました。一方1946年に公布された現行の「日本国憲法」は議会の審議を経て閣議決定し、吉田茂総理が昭和天皇に上奏し裁可を得たことから「民定憲法」と分類されています。
日本国憲法において天皇陛下が「日本国の象徴」であると定義されたことから、今後「欽定」という言葉が使われることは無いかもしれませんが、読み方は是非覚えておいてくださいね。
最後はこの漢字!「朔風」
「朔風」の読み方をご存じですか?
「風」はよく使う漢字ですが「朔」はあまりなじみがありません。
いったい何と読むのでしょうか?
「朔風」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○ふう」の4文字
- 音読みです
- 「朔」は方角をあらわしています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「朔風」の読み方、正解は・・・
正解は
「さくふう」
です!
「朔」は月のはじめの日をあらわす文字ですが、方位をあらわすとき一番目の「子(ね)」が北に配置されることから北という意味も持っています。そのまま「きたかぜ」と読むこともあります。
「朔風払葉」
古代中国で1年の季節を24に分け(二十四節気)更に3つに分けた「七十二候」という方式が考案されました。これが日本でも気候に合わせて改訂され、現在でも使われています。
この中に「朔風払葉」という言葉があります。「きたかぜ(さくふう)このはをはらう」と読み、11月終盤をあらわす言葉となっています。冷たい木枯らしが木の葉を落としていく季節ということです。これは中国では別の言葉(「天気上騰地気下降」)ですが、初冬の雰囲気をよくあらわしています。
紅葉した木の葉が風に飛ばされる季節になったら「朔風」の読み方を思い出してくださいね。
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