「キャリアチェンジがしたい」と思ったときに、勢いで進んでしまうのは危険かもしれません。新しい世界にポンと飛び込むダイナミックさも必要ですが、いくつか押さえておきたいポイントもあるようですよ。

fumumu取材班が、キャリアチェンジがしたくなったときに考えたいことを聞いてきました。

①具体的にしたいこと

「仕事を変えて自分はなにをしたいのか、具体的に考えることが大切だと思います。キャリアチェンジをしたいときって、漠然とした理想が膨らんで、実際にどう行動したらいいのか考えられていない場合も多いと思うんです。

私も、仕事で活躍している人を見て、なんとなく自分も人から認められる存在になりたい! と理想だけが育ってしまったことがありました。具体案を考えていないのに、『どうせ辞めるし…』と今の仕事を軽んじてしまったことも。

自分はどんなことがしたいのか、そのためになにが必要なのか。その答えが出ないうちは、目の前にあることに取り組むほうが大切なんじゃないでしょうか」(20代・女性)

②今の会社への不満

「本当にキャリアチェンジがしたいのか、今の会社に不満があるだけなのか、冷静に判断するべきだと思います。今やっている仕事に不満があるからこそ、他の業界が輝いて見える場合もありますよね。

自分の不満を理解しないまま、深く考えずに別の仕事を初めても、また同じことに不満を持ってしまうんじゃないでしょうか。『今の仕事は好きだけど、会社のこの仕組みが合わない』など、仕事以外に不満を持っているかもしれないし。

今の自分が持っている不満が、転職をして解決することなのか見定めることで、転職後の後悔も少なくなると思います」(20代・女性)